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新体制へ動き出すシクサーズ…“名手”マイヤーズ「今季起きたことを正直に見つめる」

GM退任を受けシクサーズが記者会見を実施 [写真] = Getty Images
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 フィラデルフィア・セブンティシクサーズは5月13日(現地時間12日、日付は以下同)、ダリル・モーリーGMの退任を発表した。モーリー体制の6シーズンでシクサーズは5度のプレーオフ進出を果たしたものの、一度もカンファレンス準決勝突破には至らず、今シーズンもニューヨーク・ニックスとのプレーオフでスウィープ負けを喫していた。

 新たな体制構築へ動き出したシクサーズは15日に記者会見を開き、新GM選定を担う暫定球団運営統括のボブ・マイヤーズが出席。ゴールデンステイト・ウォリアーズのGMとして4度の優勝に貢献した実績を持つ名手は、「我々は優勝にコミットしている」と語った。

 新GMには「調和を持って働ける優秀な人材が必要」と述べ、「人格とリーダーシップを重視している」と語った。時期についてはNBAドラフト前までの決定を目指しつつも、「急ぐつもりはない」と慎重な姿勢を示した。

 マイヤーズは続けて、現在のロスター構成についても言及。シクサーズはタイリース・マクシーやVJ・エッジコームといった若手有望株を擁する一方、ジョエル・エンビードポール・ジョージという高額契約選手が度重なる故障に悩まされている現状があり、選手層の薄さも課題とされてきた。

「今シーズン起きたことを正直に見つめなければならない。このチーム構成で本当に機能するのか、問い直す必要がある。今のNBAでは、層の厚さがこれまで以上に重要かもしれない」

 マイヤーズはそう語り、ロスター全体のバランス改善が必要という認識を示した。会見に同席した共同オーナーのジョシュ・ハリスは、チームの現状について以下のようにコメントした。

「目標を達成できなかったことに、私以上にフラストレーションを感じている人間はいない。ファンと街に対して、もっと良いチームにならなければならない」

 また、ハリスはニック・ナースHC(ヘッドコーチ)について「選手たちはニックのために全力で戦っていた。彼はここにいる権利を勝ち取っている」と述べ、来シーズンも続投させる方針を明言した。

 さらにハリスは、ニックスとのカンファレンス準決勝で起きた出来事についても言及。シリーズ開幕前にはエンビードが「ニックスファンにチケットを売らないでほしい」と呼びかけていたものの、シクサーズのホームゲームは敵ファンに“占拠”される異様な雰囲気となった。ニックスがカンファレンス決勝進出を決めた第4戦では、会場を埋め尽くしたニックスファンによって、シクサーズファンが身動きを取りづらくなる場面も見られた。

 ハリスはこの件について、「もちろん気に入らなかった。あそこは我々のホームコートだ。来年はあのシリーズに勝ち返さなければならない」と雪辱を誓った。

 新GM選定を含め、今オフのシクサーズの動向に注目が集まりそうだ。

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