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ベン・スティラー、ニックスのドキュメンタリーを製作中…A24、HBOが共同参加

ベン・スティラーがニックスのドキュメンタリーを製作中 [写真] = Getty Images
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 2025-26シーズンのNBAチャンピオンに輝いたニューヨーク・ニックスのドキュメンタリー作品が制作されることになった。プロジェクトを率いるのは、長年の熱狂的ファンとして知られる俳優ベン・スティラーである。

 スティラーは、ニックスのジェイレン・ブランソンジョシュ・ハートがホストを務める人気ポッドキャスト番組『The Roommates Show』に出演し、米プレミアム映像プラットフォーム「HBO」および映画制作会社「A24」と共同で、ニックスの歴史を題材としたドキュメンタリーを制作していることを明かした。

 スティラーは本作の構想について、次のように語っている。

「このチームには、長い時間をかけて積み重ねられてきたものがある。今の成功は突然生まれたものではなく、すべてがつながっているんだ。1970年代の優勝、1990年代の熱狂、そして今のチーム。ニックスには語るべき時代がいくつもある。そこには勝利だけでなく、苦しみや期待も含まれている」

 スティラーは『ミート・ザ・ペアレンツ』や『ナイト・ミュージアム』シリーズなどのコメディ作品で世界的な人気を獲得し、俳優業にとどまらず監督・プロデューサーとしても成功を収めてきた人物として知られる。近年ではテレビドラマ『セヴェランス』のエグゼクティブプロデューサーとしても評価を高めており、エンターテインメント業界において幅広い制作経験を持つ。

 今季のプレーオフ期間中、スティラーはマディソン・スクエア・ガーデンのコートサイドにたびたび姿を見せていたが、その裏では試合の空気感や選手の動きをiPhoneで記録し続けていた。プレスカンファレンスの場でも端末を構え、真剣な表情で映像を回す姿が目撃されており、単なるファンの域を超えた“制作の視点”でチームに関わっていたことがうかがえる。

 さらに本作の注目度を押し上げているのが、制作に「A24」が参加している点である。同スタジオは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞作品賞を含む主要部門を席巻し、『ムーンライト』でも作品賞を受賞するなど、現代映画シーンにおいて高い評価を確立してきた。また、『ヘレディタリー』『ミッドサマー』ではホラージャンルの概念を再定義するような作風でコアな映画ファンから熱狂的支持を獲得している。

 こうした制作体制のもとで描かれる本作は、単なるスポーツドキュメンタリーではなく、ニックスというフランチャイズを通じてニューヨークという都市や文化そのものを描くプロジェクトへと拡張される可能性を秘めている。

 制作はプレーオフ前後からスタートしており、今後約1年にわたり撮影・編集が続けられる見込みだ。すでにパレードや試合会場の様子も記録されているとみられ、“現在進行形のニックス史”が蓄積されている状況にある。

 シリーズは複数話構成になる見込みだが、話数などの詳細は現時点では未定。それでも、実績あるスーパーファンの記録と映画スタジオの表現力が交差する本プロジェクトは、まだ輪郭が定まらない段階でありながら、その注目度を着実に高めている。

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