2026.07.02
サンアントニオ・スパーズへ加入したトバイアス・ハリスが、現地メディア『HoopsHype』のマイケル・スコット記者の取材に応じ、新天地を選んだ理由について語った。
同記者によると、ハリスはスパーズと2年総額3100万ドル(1ドル=162円換算で約50億円)の契約を結ぶ前、古巣デトロイト・ピストンズをはじめ、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、アトランタ・ホークス、シャーロット・ホーネッツといったチームからも関心を寄せられていたという。
その中でスパーズを選択した理由について、ハリスは以下のように語っている。
「“優勝に対する切迫した思い”だね。自分とチームの目標が一致していると感じた」
2025-26シーズンはビクター・ウェンバンヤマを中心にNBAファイナルへ進出したスパーズ。そのタイトル獲得への強い思いに、ハリスも共鳴したという。
33歳のハリスは昨シーズン、63試合すべてに先発出場し、平均13.3得点5.1リバウンド2.5アシストを記録。プレーオフではチーム2位の得点を記録するなど、若手主体のチームを支えるベテランとして攻守両面で存在感を発揮した。
その働きぶりは球団からも高く評価されており、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)はプレーオフで見せたリーダーシップと勝負強さを絶賛。「トバイアスについて、誰にも文句は言わせない」と語っていたほか、球団社長のトレイジャン・ラングドンも再契約を望んでいたことを公言していた。
それでも、新たな挑戦を決断したハリスは、デトロイトで過ごした2年間を「歴史的な再建の一員になれたことに心から感謝している」と振り返り、次のように述べた。
「ここ(デトロイト)での友情や人間関係、チーム全体で育んだケミストリー、選手やコーチたちと築いたチームワークは本当に特別だった。この2年間は本当に素晴らしかった。バスケットボールを心から楽しむことができたし、その経験に感謝している。ともに築き上げた思い出は、これからも大切にしていくよ」
今回のハリス加入は、今夏のFA(フリーエージェント)市場にも少なからず影響を与えそうだ。スパーズはこれまで、八村塁(レイカーズ)の移籍先候補の一つとして名前が挙がっていたものの、ベテランフォワードのハリスを獲得したことで、その可能性は低くなったとみられる。
優勝を目指すスパーズでハリスがどのような役割を担うのかはもちろん、各球団の補強が進むなか、八村の去就がどのような決着を迎えるのかにも、引き続き注目が集まりそうだ。
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