2018.04.30
4月25日(現地時間24日)、ボストン・セルティックス(2勝)とミルウォーキー・バックス(2勝)のシリーズ第5戦が、セルティックスのホーム、TDガーデンで行われた。
Al Horford leads the @celtics to a W & 3-2 series lead with 22 PTS & 14 REB!#CUsRise #NBAPlayoffs pic.twitter.com/UsrKCkt0y0
— NBA (@NBA) April 25, 2018
ゲームはアル・ホーフォードのフリースロー1本でセルティックスが先制。するとバックスがクリス・ミドルトンの3ポイントシュート、ヤニス・アデトクンボのダンクとフリースロー2本で7-0のランを見せる。
するとセルティックスは、この日シリーズ初先発となったシェミ・オジェレイが3ポイントシュートを沈めて早速チームの期待に応える。その後ジェイソン・テイタムやジェイレン・ブラウンのショットでバックスに詰め寄り、接戦の展開に。
第1クォーター残り4分8秒。セルティックスは、右手親指の負傷により3月中旬から欠場していたマーカス・スマートがコートに復帰。テリー・ロジアーのショットをはさんで、そのスマートが残り2分36秒に3ポイントプレーを決めてホームのファンを沸かせる。ロジアー、マーカス・モリスのショットも決まり、セルティックスは23-15の8点リードでこのクォーターを終える。
第2クォーター。バックスはミドルトン、エリック・ブレッドソーらが加点、セルティックスはモリスやアーロン・ベインズらのショットで応戦し、リードをキープ。同クォーター残り5分39秒にホーフォードがアリウープを決めてリードを10点に広げると、最大16点リードを奪うなどセルティックスが主導権を握り、48-37で試合を折り返す。
第3クォーター残り9分33秒。このシリーズで激しいマッチアップを繰り広げているブレッドソーとロジアーが一触即発の展開へ。ロジアーに対して体当たりしたことで、ブレッドソーにフレグラントファウルが課され、激しい口論となった両選手にテクニカルファウルが言い渡された。
その後のポゼッションでロジアーの3ポインターが決まると、セルティックスは56-40と再び16点差をつける。しかし、バックスはミドルトンとシャバズ・モハメッドが奮起。同クォーター残り5分13秒にジャバリ・パーカーの長距離砲がさく裂し、6点差(52-58)とする。
その後、モハメッドの5連続得点でバックスが4点差まで追いついたものの、スマートやブラウンのショットでセルティックスがリードを譲らず、72-61で最終クォーターへ。
第4クォーター。パーカーの5連続得点もあり、バックスが着実に点差を縮めていく。残り8分45秒でパーカーがダンクをたたき込み、4点差(68-72)とすると、セルティックスはスマートやホーフォードが応戦し、再びリードを広げていった。
試合時間残り19.0秒。バックスがブレッドソーのショットでようやく3点差(84-87)としたが、時すでに遅し。最後はロジアーがフリースロー4本を確実に決めるなどセルティックスが最終スコア92-87で制した。これでセルティックスはシリーズ戦績3勝2敗とし、カンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけた。
セルティックスではホーフォードが22得点14リバウンド2ブロック、ロジアーが16得点5アシスト、ブラウンが14得点6リバウンド2スティール。ベンチからはモリスが10得点8リバウンド、スマートが9得点5リバウンド4アシスト3ブロックをマーク。
一方のバックスは、ミドルトンが23得点、アデトクンボが16得点10リバウンド9アシスト2スティール2ブロック、ブレッドソーが16得点5リバウンド3スティール。ベンチからはパーカーが17得点8リバウンド、モハメッドが11得点を挙げた。
過去3戦、バックスのオフェンスはいずれもフィールドゴール成功率50パーセント以上を誇っていた。しかしこの日はわずか36.8パーセントと、セルティックス自慢のディフェンスの前に沈黙。
試合後、ホーフォードは複数の現地メディアに対し「(今日の試合は)我々が勝利するためにやるべきことが意志として表れていたと思う」と口にした。今季のセルティックスを象徴する強固なディフェンスを展開し、バックスから貴重な勝利をもぎ取ったのである。
ルーズボールなど球際における強さを発揮し、ゲームハイとなる3ブロックもマークするなど、攻防両面でチームに勢いを与えたスマートは、第6戦に向けて「何も変えることなんてない。これが最後のゲームだという気持ちでプレーするという、俺たちのメンタリティーは同じだ」と語り、シリーズ突破への意気込みを語っている。
2勝3敗で追い込まれたバックス。シリーズを突破するためには、27日(同26日)にホームのBMOハリス・ブラッドリー・センター)で行われる第6戦で勝つしか道は残されていない。ミドルトンは「勝つか家に帰るか。僕らは自分たちにできる限りのプレーをしなければならない」と語り、次の試合にすべてを懸けることを誓い、会場を後にした。
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