2018.05.26
5月20日(現地時間19日)、ボストン・セルティックス相手にシリーズ初勝利を挙げたクリーブランド・キャバリアーズ。
シリーズ戦績を1勝2敗とし、キャブスがセルティックスに対して巻き返しをしている最中なのだが、第3戦で光ったのがセルティックスのフィールドゴール成功率を39.2パーセント、3ポイントシュート成功率を27.3パーセントに抑えたディフェンスだった。
初勝利を決めた中で、カギとなったポイントは、トリスタン・トンプソンのアル・ホーフォードに対するディフェンスだったと現地メディア『ESPN』へ語ったのはケビン・ラブ。
「トリスタンはどのシリーズでも、すばらしいステップアップをしてくれる。トリスタンには感謝しかないね。ホーフォードはポイントフォワードのようなプレーができ、ボックススコアに出てこない面でも貢献できる選手。でも、ここ2試合で、トリスタンはホーフォードに対して見事なディフェンスを見せている」。
シリーズ初戦でフィールドゴール10投中8本成功を含む20得点を奪ったホーフォードだが、トンプソンが先発した第2戦と第3戦では、平均11.0得点と抑えることに成功している。タロン・ルーHCも、トンプソンの働きを評価していた。
「トンプソンはホーフォードに対して、良いディフェンスをしている。彼(ホーフォード)を経由して多くのセットプレーを繰り出す中で、フィジカルの強さを前面に押し出してプレーできていると思う。トップ・オブ・ザ・キーでボールコントロールし、ピック&ポップで3ポイントシュートを放ったり、ポストアップしてくるホーフォードに対して、うまくプレッシャーをかけているから、(ホーフォードは)やりづらいと思うよ」。
「(第3戦で)僕らは互いに少し連係が良くなかっただけだと思ってる。だから(第4戦では)もっと良いボールムーブメントができると思う。その点について、僕は心配していない。それに、次の試合ではもっと多くのショットを打つことができると思うよ」とホーフォードは語っていた。
「俺たちはセルティックスとの試合を映像でチェックし、どれだけコミュニケーションが欠如していたかをチェックしたんだ。彼らはボールムーブが多いから、俺たちはもっと動かなければならなかった」と振り返ったトンプソン。
トンプソンと同様に、ディフェンス強化が必要だと感じていた選手は多い。
「ディフェンスというのは、集中力とエナジーがすべてなんだ。第3戦の僕らは、両方ともうまくこなすことができたと思う」とカイル・コーバーが語れば、「フィジカル面の違いかな。(第3戦では)彼らに気分良くプレーさせないよう、スクリーンのときにコミュニケーションを取って、ぶつかっていったのさ」とジョージ・ヒルは言う。
オフェンスでは3ポイントシュート、ディフェンスではトンプソンをはじめとする奮闘で、キャブスはシリーズ初勝利を手にした。
キャブスとしては、22日(同21日)に行われる第4戦でもこの勢いを持続して連勝し、シリーズ戦績を2勝2敗のタイに持ち込むこと。それが実現すれば、シリーズ突破を目指すうえで大きな1勝となる。セルティックスとしては、第4戦でキャブスを打ち負かすことができれば、一気に王手をかけてホームに戻れることから、第4戦は両チームにとって重要な一戦となりそうだ。
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— Cleveland Cavaliers (@cavs) May 20, 2018
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