2018.12.30
今からちょうど34年前。1984年10月27日(現地時間26日)は、84-85レギュラーシーズンの開幕戦が6試合行われた。
この日、将来バスケットボール殿堂入りすることとなる3選手がそれぞれのNBAデビュー戦をプレーした。
まずはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)。84年ドラフト1巡目3位でブルズ入りしたジョーダンは、ワシントン・ブレッツとの試合で先発出場し、両チームトップの40分間をプレー。フィールドゴール16投中5本成功、フリースロー7投中6本を決めて16得点に6リバウンド7アシスト2スティール4ブロックを記録し、109-93で勝利に貢献。
On this day in 1984: Michael Jordan made his Chicago Bulls debut 🔥 pic.twitter.com/WYo5vBy6sP
— Chicago Bulls (@chicagobulls) October 26, 2018
同年ドラフト1巡目5位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名されたチャールズ・バークリー(元フェニックス・サンズほか)は、クリーブランド・キャバリアーズとの開幕戦でNBAデビュー。ベンチから27分出場し、11得点6リバウンド3アシストをマーク。ジュリアス・アービング(元シクサーズ)、モーゼス・マローン(元ヒューストン・ロケッツほか)、モーリス・チークス(元シクサーズほか)といったレジェンドたちと共にプレーし、こちらも111-101と勝利を収めた。
また、同年ドラフト1巡目16位でユタ・ジャズに入団したジョン・ストックトン(元ジャズ)は、シアトル・スーパーソニックスとの開幕戦に出場。ベンチから17分のプレータイムを得たストックトンは、4得点2リバウンド5アシスト2スティールを記録するも、チームは94-102で黒星を喫している。
ちなみに、この年のドラフト全体1位指名のアキーム・オラジュワン(元ロケッツほか)は、翌28日(同27日)のダラス・マーベリックス戦でNBAデビュー。先発出場したオラジュワンは、フィールドゴール18投中11本、フリースロー5投中2本を決めて24得点に9リバウンドをマークし、121-111とロケッツ勝利を演出した。
このシーズンの新人王に輝いたのは、平均28.2得点6.5リバウンド5.9アシスト2.4スティールを挙げたジョーダン。その後、世界的なスーパースターとなったジョーダンは、NBAで通算6度の優勝に6度のファイナルMVP、5度のシーズンMVPに輝くなど数多くの功績を残した。
オラジュワンは94、95年にロケッツを2連覇へと導く最大の殊勲者となり、ファイナルMVPを2度獲得。93-94シーズンにはシーズンMVPにも輝いており、90年代最強のセンターとして活躍。
バークリーはシクサーズでエースとして活躍後、92年にサンズへと活躍の場を移し、92-93シーズンにMVPを獲得。93年のファイナルではジョーダン率いるブルズと激闘を演じるなど人気・実力を兼ね備えたスーパースターとして強烈なインパクトを与えた。
ストックトンは正統派ポイントガードとしてジャズ一筋19シーズンをプレー。前人未到の9年連続アシスト王になるなどリーグ屈指の司令塔として活躍。通算1万5,806アシストと通算3,265スティールはいずれも歴代トップを誇る。97、98年にはファイナルという大舞台でジョーダン擁するブルズと対決。ブルズの前に敗れたものの、正確無比なショットとパスで、自身の強みを見せつけた。
この4選手はいすれもNBA史上に名を残すレジェンドなのは明白。特に90年代を語るうえで、この4選手は不可欠な存在と言っていい。そのため、ジョーダン、バークリー、ストックトンがデビューを果たした84年10月27日(同26日)は、34年が経過した今でも歴史的な日に変わりはない。
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