2022.01.31
5月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ニューヨーク・ニックスとアトランタ・ホークスによるプレーオフ ファーストラウンドは、会場をホークスのホーム、ステイトファーム・アリーナへ移して第3戦が行なわれた。
ニックスのホーム、マディソン・スクエア・ガーデンで行なわれた最初の2試合でアウェーの洗礼を受けたトレイ・ヤングをはじめとするホークスの若手選手たちにとって、ホームに集まった1万5743人による声援は、心強かったに違いない。
試合はアウェーのニックスが2点をリードして最初の12分間を終えるも、ヤングの活躍もあってホークスが前半を22-5で終えてニックスを突き放すことに成功。最終スコア105-94でホームのホークスが制し、シリーズ戦績を2勝1敗とした。
「僕は人生の中で、こういう日、こんな瞬間に備えてきたように感じるね」と振り返ったヤングはチームトップの21得点に14アシストをマーク。これにはネイト・マクミラン暫定HC(ヘッドコーチ)も「彼には本当に弱点なんてないんじゃないかと思うね。ディフェンスの動きを読み、ペイント内で仕掛けられればオープンの選手を見つけてしまう。そうでなければアタックしてリング下でフィニッシュしてしまうんだ」と絶賛。
ホークスではヤングのほか、ボグダン・ボグダノビッチが15得点8リバウンド、ジョン・コリンズが14得点6リバウンド、クリント・カペラが13得点12リバウンド2ブロック、ダニーロ・ガリナーリが12得点、ディアンドレ・ハンターが11得点、ケビン・ハーターが10得点をマーク。
パサーとしても定評があるヤングは、利き手ではない左腕でペイントエリアの密集地帯からクロスコートパスを繰り出してチームメートの3ポイントを演出するなど、オフェンス面でニックスのディフェンス陣を幾度も苦しめていた。
「最高だったよ。これが僕にとってプレーオフ最初のホームゲームだった。これから先、もっとたくさん経験できることが楽しみだ」と語っている。
一方のニックスでは、スターター入りしたデリック・ローズがゲームハイの30得点に6リバウンド5アシストを残すも、レギュラーシーズンでチームをけん引したジュリアス・ランドルがフィールドゴール13.3パーセント(2/15)の計14得点に11リバウンドと不振。
チーム全体でホークスがフィールドゴール51.9パーセント(42/81)、3ポイント59.3パーセント(16/27)だったのに対し、ニックスはフィールドゴール35.8パーセント(29/81)、3ポイント30.0パーセント(9/30)と、対照的な成功率となった。
31日の第4戦に向けて、「僕らはなんとか対応しなきゃいけない。それをやってみせる」とランドルは話し、ローズは「ああいうシューティングチームと戦ううえで、プレーメイクをしっかりできないと勝つのは難しい」と改善していくことを誓っていた。
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