2021.08.10

マブスと5年約228億円の超高額な延長契約を締結したドンチッチ「夢が実現しました」

ドンチッチが総額2億ドル超えのスーパーマックス額で延長契約を締結[写真]=Getty Images
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 8月10日(現地時間9日)。ルカ・ドンチッチがダラス・マーベリックスと5年2億700万ドル(約227億7000万円)というスーパーマックス額で巨額の延長契約を結んだことが明らかとなった。

 ドンチッチの代理人を務める『BDA Sports』のビル・ダフィーによると、5年目のシーズンの契約はプレーヤーオプションになるという。

 キャリア3シーズン目を終えたドンチッチはまだ22歳。だがこの男は新人王を皮切りに、オールスターへ2年連続で選ばれただけでなく、オールNBAファーストチームにも2年連続で選出されており、すでにリーグ屈指の実力者である。

 昨季は平均27.7得点8.0リバウンド8.6アシスト1.0スティールを残し、プレーオフではロサンゼルス・クリッパーズの前に2年連続でファーストラウンド敗退となったものの、シリーズ平均35.7得点7.9リバウンド10.3アシストの大暴れ。

東京オリンピックでも平均トリプルダブル級のパフォーマンスを見せたドンチッチ[写真]=Getty Images

 ドンチッチはこの日、『ESPN』へ声明文として「今日、夢が実現しました。バスケットボールが私にものすごく多くのことを与え、とてつもないほど多くの場所へと連れて行ってくれました。マーベリックスの一員としてダラスにいられることをありがたく思いますし、楽しみにしています」と綴っている。

 プレーオフ敗退後、ドンチッチはオフを取らずに母国スロベニアへ向かって東京オリンピック最終予選を勝ち上がり、オリンピック初出場を決めると、怒濤の勢いでグループリーグを無敗で駆け抜け、準々決勝でドイツを下してベスト4に進出。

 準決勝でフランスに1点差で惜敗、3位決定戦ではオーストラリアの前に敗れてしまい、惜しくもメダル獲得を逃してしまったものの、大会平均23.8得点9.7リバウンド9.5アシストを残してベスト5に相当するオールスター5に選出。準決勝ではオリンピック史上3人目となるトリプルダブル(16得点10リバウンド18アシスト)と、申し分ない活躍でスロベニアを引っ張った。

 昨季終了後、マブスはリック・カーライルHC(ヘッドコーチ/現インディアナ・ペイサーズHC)、バスケットボール運営部門代表兼GM(ゼネラルマネージャー)を務めていたドニー・ネルソンが退任し、新たな指揮官に殿堂入りポイントガードのジェイソン・キッド(元マブスほか)、ネルソンの後任にはナイキのエグゼクティブを務めていたニコ・ハリソンが就任。ダーク・ノビツキー(元マブス)がスペシャルアドバイザー、マイケル・フィンリー(元マブスほか)がアシスタントGMとなり、新体制で今季を迎えることとなる。

 マブスは「バスケットボールのコート内外において、近い将来が楽しみ」と話したドンチッチを中心に、2011年に続くフランチャイズ史上2度目のNBAチャンピオンを目指して戦っていく。

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