2021.12.12
11月8日(現地時間7日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズが昨シーズン王者のミルウォーキー・バックスを本拠地に迎えた。
オフの補強が功を奏し、イースタン・カンファレンスで高順位に位置するウィザーズ。バックスとの一戦は前半終了時点で49-52とリードを許すも、第3クォーターだけで33得点を奪取。王者相手に貫禄の試合運びで101-94で勝利を収めた。
ウィザーズはエースのブラッドリー・ビールが30得点8アシスト、カイル・クーズマとモントレズ・ハレルが15得点をマーク。この3選手だけで全得点の約6割を挙げる活躍を見せた。
試合後、会見に臨んだビールは、「ディフェンスの活躍が大きかった。相手のオフェンスを苦しませた」と勝因を分析。相手の得点源であるヤニス・アデトクンボ対策として「ダブルチームを仕掛けたり、ワンオンワンで抑えたり、ビッグマンをつけたりいろいろ工夫した」と話し、「彼とマッチアップした選手全員が貢献した」とチームメートをほめたたえた。
今シーズンはビールを中心に各選手が活躍を披露し、順調に勝ち星を重ねているウィザーズ。ビールは「過去のシーズンではこういう接戦で勝てなかった」と振り返り、「今日は終盤しっかりと集中して相手を止めた。オフェンスは慌てずやるべきことをやった」とコメント。チームとしての成長を噛み締めているようだ。
ウィザーズを指揮するウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチも、「試合の状況などによる戦術について、選手の理解度が高くなってきた。ディフェンスがまとまってきている」と選手を称賛。開幕スタートダッシュに成功したウィザーズが、どこまで勝ち星を伸ばしていけるか。今後の戦いに注目が集まる。
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