2022.03.30

ブルズ戦で八村と華麗なハイライトを残したアブディヤ「余裕があればまたやるよ」

速攻の場面でド派手なアシストを決めたアブディヤ/写真は1月4日(現地3日)のホーネッツ戦のもの[写真]=Getty Images
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 3月30日(現地時間29日)、ワシントン・ウィザーズが試合後に行った会見の模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えた。

 2連勝中のウィザーズはニコラ・ブーチェビッチに前半だけで20得点を奪われ、5点ビハインドで後半を迎える。それでも、第3クォーターでは一進一退の攻防を繰り返し、ウィザーズは2点を追いかける形で勝負の第4クォーターへ。しかし、最後の12分間でデマー・デローザンに14得点を奪われ、94-107で黒星を喫した。

 ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは「デマーがボールに触れないように努力したが、そう簡単にはいかなかった」とゲームハイの32得点を奪われたデローザンについて語った。

「我々は必死に守って、シュートを外させることもできたが、それを維持できなかった。試合を通してデマーを抑えるのは難しく、前半はブーチ(ブーチェビッチ)、後半はデマーにやられてしまった」

 ベンチから出場し、14得点8リバウンド3アシストをマークしたデニ・アブディヤも「デマーはすごかったよ。タフショットを決められ、僕らは対応しきれなかった」と相手エースに脱帽した。

 八村塁はこの試合でシーズンハイの21得点に加え、4リバウンドをマーク。指揮官は、10本中8本のフィールドゴール成功と高確率に得点を重ねた八村について「積極的な姿勢が良かった。判断も早く、どんどん向上している。相手に当たって自分でスペースを作り、ペイントを攻めて決めきることができていた。ペイント内、3ポイント、リムアタックとバランス良く得点できていたよ」と称賛した。

 その八村はアブディヤとともに、第3クォーターの速攻の場面でハイライトを残した。八村のリバースレイアップを、華麗なパスで見事にアシストしたアブディヤは「あのビハインド・ザ・バックパスは僕のパスファーストの意識から生まれたプレーだ」と解説した。

 アブディヤは「もっと余裕ができていけば、今後、ああいう派手なプレーがもっと見られるだろう」と自信を覗かせつつも、「だけど、無茶なプレーをするつもりじゃないよ。状況が適していて余裕があればまたやるよ。派手なプレーでも目的はちゃんとあるんだ。目立つためにやっているわけではなくね」と力説した。

 3年目の八村、2年目のアブディヤとウィザーズ生え抜きの二人で、今後も多くのハイライトシーンを見せてくれることに期待したい。

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