2022.07.20
ロサンゼルス・レイカーズは4月6日(現地時間5日、日付は以下同)に行なわれたフェニックス・サンズ戦に110-121で敗戦。同日にサンアントニオ・スパーズがデンバー・ナゲッツを116-97で下したことで、プレーイン・トーナメント進出への道が消滅した。
レギュラーシーズンの最も大事な時期に7連敗を喫したレイカーズは、左足首を痛めたレブロン・ジェームズが欠場。ラッセル・ウェストブルックが28得点、アンソニー・デイビスが21得点13リバウンド、オースティン・リーブスが18得点6アシストを残すもサンズの壁は高く、今季戦績は31勝48敗に。
各チームがプレーオフのシード順あるいはプレーイン参戦へ向けてギアを上げるオールスターブレイク後の戦いで、レイカーズはなかなか勝ち切れず、6日を終えた時点でリーグワースト2位の4勝17敗。
肝心な時期に勝利を重ねることができず、事実上のシーズン終了となったレイカーズ。レブロン、デイビスをはじめとする主力の相次ぐケガやチームケミストリー構築に苦しんだ側面もあったものの、カーメロ・アンソニーが「俺たちがやり遂げられなかっただけ」と口にしたとおり、失敗に終わってしまった。
今季からレイカーズへ加入し、チーム最多の78試合に出場したウェストブルックは、平均34.3分18.5得点7.4リバウンド7.1アシスト1.0スティールを記録。だがショットセレクションの悪さや集中力を欠いたディフェンスなどネガティブな面が指摘されるなど数々の批判にさらされ、メンタル面でも苦しんだ。
ウェストブルックの今季年俸は約4421万ドル(約54億3783万円)と超高額。来季で契約満了となるのだが、プレーヤーオプション(PO)がついた来季も約4706万ドル(約57億8838万円)という巨額年俸。サンズ戦を終えた後の会見で、ウェストブルックはPOを行使して残留する意向であることを話していた。
「それが俺のプランだ。でも何も約束されてはいない。これからどうなっていくのか見てみたいし、(レギュラーシーズンの)82試合を通してどんなことが必要になってくるかもそうだ。だがそれらは保障されてはいないということ。俺としては、何かできるチャンスがあるんだと願っている」。
来季もレイカーズの契約下にいるのはレブロンとデイビス、テイレン・ホートン・タッカー、リーブスくらいで、ウェストブルックとケンドリック・ナンがPO、スタンリー・ジョンソンの契約はチームオプションとなっており、昨夏に獲得したベテラン陣が一斉に制限なしフリーエージェント(FA)となる。
ウェストブルックの去就もそうだが、レイカーズが来季再び覇権争いへ参戦すべく、オフシーズンにどのような動きを見せるのかは気になるところだ。
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