2024.08.31
11月28日(現地時間27日)。ロサンゼルス・クリッパーズはホームでインディアナ・ペイサーズを迎えたのだが、この日はカワイ・レナード(足首)、ポール・ジョージ(ヒザ)の2枚看板に加え、ルーク・ケナード(ふくらはぎ)も欠くという苦しい布陣だった。
だがペイサーズがリードできたのは約7分半のみで、ホームのクリッパーズが114-100で勝利し、今シーズンの戦績をウェスタン・カンファレンス5位の12勝9敗とした。
「彼はバスケット周りで強烈な存在感を見せていた。我々はいい仕事ができなかったんだ。彼はまさにあそこを支配していた。こういう状況だと、我々はマイルズ(ターナー)をもっと助けなければいけないのだが、それができなかったよ」
そう話していたのは、ペイサーズのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)。ペイサーズは11勝7敗と予想外の健闘を見せていたのだが、この日はイビツァ・ズバッツの大爆発を許すことに。
213センチ108キロのビッグマンは、この試合でフィールドゴール成功率82.4パーセント(14/17)、フリースロー3本をすべて決め切り、ゲームハイの31得点を奪取。しかも、いずれもキャリアハイとなるオフェンシブ・リバウンド12本、計29リバウンドと今季リーグ最多のリバウンドをもぎ取った。
「ハーフタイムの時点で16か15本だったから、僕は自分に『できるだけリバウンドを奪ってやる』と言い聞かせたんだ。オフェンシブ・リバウンドでもアグレッシブにいった。あれがゲームで重要な部分になったと思う」
殊勲の働きを見せたズバッツは、この試合で3ブロックも残しており、1973-74シーズン以降で1試合に31得点29リバウンド3ブロック以上をたたき出したのは史上3度目。あと1リバウンドで30得点30リバウンドをクリアできたのだが、残り3分40秒にファウルアウトしてしまい、そのチャンスを逃したことで「僕は自分自身に怒っている。30、30を狙っていたから残念だ。つらいね」とズバッツは自身を責めた。
とはいえ、25歳のビッグマンが勝利の殊勲者になったことに変わりはない。タロン・ルーHCは在籍5シーズン目のズバッツをこのように称えていた。
「彼は準備ができていた。シーズンを通して良い活躍をしている。こんなビッグゲームで頑張りが報われるのは素晴らしいこと。チームのみんなにとってハッピーだし、ペイントで彼を探し、ボックスアウトしていたよ。そうすることで彼がリバウンドを奪えるからね」
今シーズンのズバッツはここまで21試合にフル出場しており、平均30.8分10.5得点11.6リバウンド1.4アシスト1.9ブロックにフィールドゴール成功率61.1パーセントと、自己最高のシーズンを送っている。
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