八村塁がレイカーズへトレード合意、レブロンや“先輩”ラスとチームメートに

　1月24日（現地時間23日、日付は以下同）。ワシントン・ウィザーズとロサンゼルス・レイカーズの2チーム間でトレードが合意に達し、八村塁がレイカーズ、ケンドリック・ナンとドラフト2巡目指名権3本がウィザーズへ動くことになったと『ESPN』が報じた。

Rui Hachimura is headed to the Lakers 👀

(via @wojespn) pic.twitter.com/MzgwEUYNAV

— ESPN (@espn) January 23, 2023

　2月8日に25歳を迎える八村は、キャリア4年目の今シーズンに平均24.3分13.0得点4.3リバウンド1.2アシストを記録する203センチ104キロのフォワード。22日のオーランド・マジック戦ではキャリアハイに並ぶ30得点に5リバウンド2ブロックをマーク。

　ただ、19日に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者、ウィザーズ番記者のジョシュ・ロビンズは、ウィザーズが八村のトレードオプションを探っていると報じ、マジック戦終了後には「僕はバスケットボールプレーヤーとしての自分を欲しがっているどこかにいたいだけです。そして自分のゲームを好んでくれるどこかにいたいです」とコメント。2月10日のデッドラインを前に、思わぬ早さでトレードが合意に達する形に。

　新天地となるレイカーズは、レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビスというスーパースターが3人も在籍する超人気チーム。八村にとって、ウェストブルックは2020－21シーズンにウィザーズで一緒にプレーした経験があり、“先輩”と慕っていたほどの兄貴分で、トーマス・ブライアント、トロイ・ブラウンJr.も元チームメートとなる。

　23日を終えた時点で、レイカーズはウェスタン・カンファレンス12位の22勝25敗。デイビスはケガのため離脱しているものの、キャリア20年目のレブロンを中心にここ4戦で3勝1敗と勝ち越しており、まずはプレーイン・トーナメント進出最終枠にいる10位のゴールデンステイト・ウォリアーズ（23勝24敗）との1.0ゲーム差を縮めたいところ。

　なお、ボストン・セルティックスと並んでリーグ最多タイとなる17度の優勝回数を誇るレイカーズで、八村が着用する背番号にも注目。八村が身にまとっていた8番は、キャリア20シーズンすべてを“パープル&ゴールド”へ捧げてきたコービー・ブライアントがキャリア最初の10シーズンで着用し、永久欠番になっているからだ。

　キャリア4年目の途中で、ウィザーズからレイカーズへ移籍合意と報じられた八村。まずは新たなチャプターへ突入したこの男の新天地デビューを楽しみに待ちたいところだ。