2025.01.11
1月13日(現地時間12日、日付は以下同)、デンバー・ナゲッツは敵地アメリカンエアラインズ・センターでダラス・マーベリックスと対戦し、112-101で勝利を収めた。第3クォーターには一時最大19点差のリードを奪われていたナゲッツだったが、第4クォーターに巻き返し逆転勝利を飾った。
ナゲッツの大黒柱ニコラ・ヨキッチは19得点18リバウンド9アシスト3スティール、ラッセル・ウェストブルックは21得点10リバウンド7アシスト1スティール2ブロックを記録し、ともにトリプルダブル目前に迫る活躍を見せた。
ナゲッツはこの試合で3連勝をマークし、13日終了時点での戦績を23勝15敗(ウェスタンカンファレンス4位)とした。さらに、この試合の勝利でウェストブルックが先発出場した試合の戦績は13勝4敗となり、大黒柱ヨキッチと新加入ウェストブルックの相性の良さを示している。
マブス戦の前に行われたブルックリン・ネッツとの試合では実際に両選手がトリプルダブルを記録。12月31日のユタ・ジャズ戦に続けて2度目となる、2人ともトリプルダブルを記録した試合となった。1つのシーズンにおいて、複数の試合で2人のチームメートがトリプルダブルを記録したのは史上初のことであり、名実ともに“トリプルダブルデュオ”として歴史に名を刻んでいる。
ナゲッツのヘッドコーチを務めるマイケル・マローンはウェストブルックの飛躍に対して驚くことはせず、過去数シーズンのウェストブルックに対する起用法との違いを明らかにした。
「私は彼に対し、“最高の自分を示すべく、自分自身に挑戦してほしい”と伝えた。過去のコーチを責めるわけではないが、あのラッセル・ウェストブルックをコーナーに置くだけでは、彼の全ての能力を手に入れることはできない。今シーズン、私たちは彼の手にボールを届けるために大きな努力をしている」
ロッカールームでのリーダーシップやヨキッチをプッシュするエネルギーのある選手を求めていたマローンにとって、ウェストブルックほどの適任者はいなかっただろう。ロサンゼルス・レイカーズやロサンゼルス・クリッパーズでの不遇の時期を乗り越え、名将マローンのもと、史上最高のセンターの1人であるヨキッチとともにウェストブルックはデンバーの地で返り咲いた。
ウェストブルックはチームの現状について「まだ始まったばかり。全員が健康なとき、僕たちは恐ろしいチームになるね」と不敵なコメントを寄せている。今後のウェストブルックとナゲッツの活躍に注目が集まる。
ナゲッツは、15日に再びマブスと敵地で対戦する。
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