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今夏ナゲッツ入りしたラス「ヨキッチのチームに入ることができて感謝している」

ナゲッツで新シーズンへ臨むウェストブルック[写真]=Getty Images
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 NBAの全30チームのうち、10月5日(現地時間4日、日付は以下同)と7日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開催される「NBAアブダビゲームズ2024」が組まれているボストン・セルティックスとデンバー・ナゲッツはすでにメディアデーを済ませていて、トレーニングキャンプをスタートさせている。

 ナゲッツは9月27日にメディアデーを開催し、注目の新加入ラッセル・ウェストブルックも登場。元シーズンMVPで、NBAの75周年記念チームにも名を連ねた男は、直近4シーズンで3度のMVPに輝いたニコラ・ヨキッチとのプレーに期待を寄せていた。

 35歳のポイントガードは、ヨキッチと同じチームでプレーできて「光栄」と口にし、対戦する時はショットを落としてくれることを願っていたという。そして「誰だって、まさにガード不可能な誰かと同じチームにいたいものさ。彼のいるチームに入ることができて俺は感謝している」と発言していた。

 ちなみに、レギュラーシーズン通算トリプルダブル数でウェストブルックはNBA歴代トップの199回。ヨキッチは現役2位(歴代4位)の130回を誇っており、今シーズンは“トリプルダブルレース”がチーム内で起こりそうだが、ウェストブルックは時折笑みを見せながらこう切り返していた。

「いや、俺たちはそのことについては話してない。ニコラは世界でベストな選手なんだ。…俺たちが気にかけているのはバスケットボールの試合に勝つことだけ」

 キャリア16年目の昨シーズン。ウェストブルックはロサンゼルス・クリッパーズで序盤に先発からシックスマンへ転向し、68試合の出場で平均22.5分11.1得点5.0リバウンド4.5アシスト1.1スティールをマーク。

 11月中旬に36歳を迎えるとはいえ、エネルギッシュなプレーが持ち味であり、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は「彼について話す時、誰もディフェンス面について触れていない。…試合が終わると、彼は毎晩、対戦相手の中でベストプレーヤーだったんだ」と、ディフェンス面も評価していた。

 今シーズンのウェストブルックは、シックスマンとして主にジャマール・マレーのバックアップを務める予定。ポイントガードとしてチームメートたちを引っ張り、コート上にいる選手たちを生かしていくことが期待されている。

 また、ベテランとして「リーダーシップというのはこの仕事のなかで俺にとってベストな部分なんだ。本物のリーダーシップ、つまりバスケットボールだけでなく、人生におけるあらゆる面でね。プレーしていて一番なのは、誰かの成功を目にすることができることなんだ」とも語っていた。

 新天地ナゲッツで、キャリア17年目に臨むウェストブルック。ヨキッチやマレー、アーロン・ゴードンマイケル・ポーターJr.らとの連係を楽しみに待ちたいところだ。

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