2025.05.25

ニックスやサンダーはどうやって強豪になったのか…レブロンが語る”チームの作り方”

レブロン・ジェームズ(右)が、ニューヨーク・ニックスの強さについて語る [写真] = Getty Images
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 カンファレス決勝の激戦が繰り広げられている「NBAプレーオフ2025」。第1ラウンドでミネソタ・ティンバーウルブズに敗れたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、ホストを務めるポッドキャスト番組『Mind The Game』に出演した。

 この番組では、レブロンとスティーブ・ナッシュ(元ダラス・マーベリックス他)がテーブルを囲み、バスケットボールに関する様々なトピックを深堀りする。当初はJJ・レディックがレブロンの対話相手として出演していたが、レディックがレイカーズのヘッドコーチに就任したため、シーズン2ではナッシュがレディックの役割を務めている。

 最新エピソードでは、レブロンが“スター選手とチームの作り方”について語っている。ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)やジェイレン・ブランソンニューヨーク・ニックス)を例に挙げ、スター選手とチームを両輪で育てることの重要性を説いた。

「若手時代のヨキッチやブランソンのような選手をチームに抱えた時、時間をかけて“僕たちにはこういうプレーができるぞ”というものをつくっていく必要がある。それには、“この選手を中心に据えてチームをつくっていくんだ”という長期的なビジョンが大事なんだ。ニックスはブランソンを中心に据え、彼のスタイルに合わせてチームメートを揃えていった。強い選手、タフな選手、ウイングから長距離を狙える選手…という具合にね。そういったチーム作りが、ブランソンを更に特別な選手へと成長させている」

 2023年からニックスの一員となったジョシュ・ハートや今シーズン開幕前に加入したミケル・ブリッジズは、NCAAでもビラノバ大のチームメートとしてブランソンと共に戦っている。レブロンはNCAA時代の仲間をNBAの舞台に呼び戻したニックスについて、「そんなチームがバランスを崩すわけがない」とコメントし、チーム組成の妙を称えた。

 また、今シーズンのMVPに輝いたシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)を擁するオクラホマシティ・サンダーについても、ロサンゼルス・クリッパーズから移籍してきた若手のSGAを将来の核と見据えてチーム作りを進めたことについて、「優れた組織であり、偉大なコーチングスタッフの実績」と称賛を送っている。

 同番組はYouTubeで配信されている。白熱するプレーオフと合わせてチェックし、現代バスケットボールに対する“キング”の思想に触れるのも一興かも知れない。

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