2025.05.25

ホームの2試合を落としたニックス…タウンズが第3戦へ意気込み「歴史をつくるんだ」

巻き返しを誓うニックスのカール・アンソニー・タウンズ [写真] = Getty Images
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 5月24日(現地時間23日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスは本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行われた「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス決勝第2戦でインディアナ・ペイサーズと対戦。現地のファンに加えて多くのセレブリティやレジェンドOBらが観戦する熱狂の中、109-114で敗戦。シリーズの戦績を0勝2敗としたニックスは、不利な状況に陥っている。

 現地メディア『Sports Illustrated』によると、これまでのNBAプレーオフにおいて最初の2試合を0勝2敗とした例は過去に465チームあり、そのうち約93パーセント(431チーム)が敗退していると言う。歴史を振り返ってもニックスが置かれている状況が非常に厳しいことがわかるが、カール・アンソニー・タウンズは巻き返しに向けて意気込みを見せている。

「僕が以前“歴史”という言葉について話したことを覚えているかな?僕たちは歴史を繰り返すのではなく、歴史をつくるためにここまで来たんだ。これまでの歴史で僕が学んだこと、特に去年思い知ったことは、2勝するのが一瞬であるのと同じくらい、2敗することもあっという間なんだ」

 タウンズが言及している“去年思い知ったこと”とは、ミネソタ・ティンバーウルブズに在籍していた昨シーズンの「NBAプレーオフ2024」を指す。前年王者であるデンバー・ナゲッツとの第7戦におよぶ死闘を制したウルブズだったが、カンファレンス決勝で対戦したダラス・マーベリックスにあっさり3連敗を喫してしまい、そのまま1勝4敗で敗退した。タウンズはその経験から、最大7試合のシリーズがいかに脆く、その瞬間の勢いが勝負を決めるか学んだという。

 なお、0勝2敗からシリーズを覆した約7パーセントの事例の中には、昨シーズンのカンファレス準決勝でニックスに勝利したペイサーズも含まれている。ニックスは2勝0敗から2連敗を喫し、互いに譲らず3勝3敗となって臨んだ第7戦で惜しくもペイサーズに敗れた。

 タウンズはウルブズでの経験を学びに変え、ニックスの一員としてペイサーズに対してリベンジを果たすことができるか、ニックスとペイサーズの第3戦は、5月26日に行われる。

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