「僕を完全に打ちのめした」…ドレイモンド・グリーン、シアカムの攻撃センスを絶賛

ドレイモンド・グリーンがパスカル・シアカム(右)のプレーを絶賛 [写真] = Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　　5月24日（現地時間23日、日付は以下同）、「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス決勝の第2戦が行われ、インディアナ・ペイサーズが114－109でニューヨーク・ニックスに勝利した。敵地で貴重な2連勝を挙げたペイサーズは、シリーズ2勝0敗と有利な状況の中で本拠地での第3戦に臨む。

　第2戦、ペイサーズのパスカル・シアカムは39得点5リバウンド3アシスト1スティールを記録。プレーオフ自己最多得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。現地のテレビ中継に出演したドレイモンド・グリーン（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）は、パスカルに対して次のように賛辞を送っている。

「今回のプレーオフで、僕はジュリアス・ランドル（ミネソタ・ティンバーウルブズ）とのマッチアップに負けた。これまでのプレーオフの経験で、他に“マッチアップで負けた”と唯一思った相手が、パスカル・シアカムなんだ。彼がトロント（・ラプターズ）で優勝した時、彼は僕を完全に打ちのめしたよ。彼の繰り出すプレーには一つ一つのムーブからなる規則や連続性といったものがなくて、とてもランダムなんだ。カバーするのがものすごく難しい」

　グリーンとシアカムは、2019年のNBAファイナルでマッチアップした。2017年には最優秀守備選手賞を受賞し高い守備力を誇っていた当時のグリーンを擁するウォリアーズに対し、シアカムはラプターズの攻撃の要としてグリーンに対峙。ラプターズが優勝を決めた第6戦で、シアカムはチーム最多タイの26得点を記録し勝利に貢献した。

　シアカムはその後2023-24シーズンの中盤にペイサーズに移籍し、2年連続カンファレス決勝進出の立役者としてチームを支えている。このままペイサーズは勢いを維持し、2000年以来となるファイナル進出に駒を進めることができるか。ペイサーズとニックスのイースタン・カンファレンス決勝第3戦は5月26日に行われる。

　また、グリーンを打ち負かしたもう1人の選手として名前が挙げられているランドルを擁するウルブズは、ウェスタン・カンファレンス決勝でオクラホマシティ・サンダー相手に0勝2敗と厳しい局面に立っている。第2戦は6得点と不発に終わったランドルだが、第3戦でシアカムと同様の爆発力を見せることができるか注目したい。ウルブズとサンダーのウェスタン・カンファレンス決勝第3戦は、25日の9時30分に試合開始予定。