2025.06.14

第4Qの失速で勝利を逃したペイサーズ…シアカムは「単にプレーを実行できなかった」と回想

シアカム(左)、トッピン(右)らビッグマンが躍動[写真]=Getty Images
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 6月14日(現地時間13日)、ゲインブリッジ・フィールドハウスで「NBAファイナル2025」第4戦が開催。ホームのインディアナ・ペイサーズがオクラホマシティ・サンダーと激突するも、104-111で黒星となり、シリーズは2勝2敗のタイとなった。

 試合後、ペイサーズのパスカル・シアカムが記者会見に出席。第4クォーター、ペイサーズはチームで放ったすべての3ポイントシュートが外れる事態に陥ったが、「僕たちは単に、(プレーを)実行できなかった。試合の終盤に簡単なシュートを決め切ることができなかったよ」と振り返った。

 ともに会見へ登壇していたリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、最終クォーターでの失速には手厳しいコメント。シアカムも「試合の一部では、かなり良いプレーができていたので、勝てる位置にはいたと思う。残念だけどそうはならなかった。今日の敗戦はただただ悔しい」と語っている。

 第4戦でシアカムは20得点8リバウンド5アシスト5スティールを挙げ、攻防両面で存在感を発揮。3ポイントラインの外側からペイントエリアの内側まで、様々な位置で試合に関与しており、「とにかく動き続けて、カットし続ける」とシアカムはプレー中の意識について触れた。

「僕たちのチームはユニークで、アウトサイドでプレーを構築しながら、(インサイドでの)リバウンドやプレーも試みている。試合に負けたり、シュートを外したり、そういうことは問題じゃない。リバウンドやターンオーバーなど、試合中にできなかった正しいプレーがたくさんあって、それがしかるべきタイミングで起きた。彼ら(サンダー)は適切なプレーをして、試合に勝ったんだよ」

 また、第4クォーターで挙げた4スティールについては「積極的に動くようにしているからね」と、その秘訣を語ったシアカム。「ラッキーかもしれないけど、適切なタイミングで適切な場所にいることだと思うよ」。

 第5戦では敵地のペイコム・センターに場所を移し、再びサンダーとの死闘に臨むペイサーズ。敵地で王手をかけ、ホームでの第6戦につなげることはできるだろうか。

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