2025.10.09

アンソニー・デイビス、5番よりも4番を好む理由を語る「ただ勝ちたいだけなんだ」

自身のポジションについて語ったアンソニー・デイビス [写真] = Getty Images
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 ダラス・マーベリックスアンソニー・デイビスが、現地メディア『FOX 4 Dallas-Fort Worth』のインタビューに出演した。マブス加入前のロサンゼルス・レイカーズ時代から、自身がセンター(5番)よりもパワーフォワード(4番)でプレーすることを好むと公言していたデイビスだが、インタビューでその理由を語っている。

 インタビュアーから「2メートル8センチとセンターとしても十分な身長を持ちながら、なぜ4番を好むのか」と問われたデイビスは、次のようにコメントした。

「ただ勝ちたいだけなんだ。僕たちには、ダニエル・ギャフォードデレック・ライブリー2世という2人の優秀な5番がいる。だから、僕が実際に5番をやらなければならないシチュエーションはそんなに多くない。仮に2人ともコートに出られないときは、僕が5番をやったこともある。5番か4番かにそこまでこだわっているわけではないんだけど、シーズンを通じてずっと5番をプレーし続けるというのは話が違ってくるし、体にも負担が大きいんだ」

 デイビスは、2012年のNBAドラフト全体1位でニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)に入団。3度のブロック王に輝いた後、2019年にレイカーズに移籍し、2020年に自身初の優勝を手にした。昨シーズン中盤の2月に、ルカ・ドンチッチ(レイカーズ)が絡む超大型トレードでマブスに加入している。

 レイカーズ在籍時の途中から5番でのプレーが増えたデイビスは、以下のように過去を振り返った。

「ロサンゼルスでは、2年目まで5番でいることはなかった。2019年と、優勝した2020年はジャベール・マギードワイト・ハワードがいたからね。ニューオーリンズ時代は5番でプレーすること自体なくて、常に4番だった。だから、5番は僕にとっては少し違ったポジションなんだ。僕は4番の方が自分に合ってると感じているよ」

 主に4番でプレーしていた2019-20シーズンのデイビスの平均スタッツは26.1得点9.3リバウンド3.2アシストを記録し、3ポイント成功率は33.0パーセントをマークしていた。一方、5番での出番が増えた翌年以降の4シーズンにおいては、平均24.2得点11.3リバウンド3.1アシストとリバウンド数が上昇した一方で、3ポイント成功率は24.8パーセントまで低下している。

 デイビスは、勝つために必要であれば5番をプレーすることも厭わないとした上で、ヘッドコーチのジェイソン・キッドやゼネラルマネージャーのニコ・ハリソンに対しても自身の意向を伝えていると述べた。

 再び4番としてプレーする機会を得たデイビスは、来る2025-26シーズンでどのような活躍を見せるか。

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