2018.06.21

富山グラウジーズが水戸健史、大塚裕土の残留を発表…ルーキーの葛原大智とも契約基本合意

B1残留の富山と契約を継続した水戸、大塚、葛原(左から)[写真]=B.LEAGUE
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 富山グラウジーズは6月21日、水戸健史大塚裕土葛原大智との2018-19シーズンにおける選手契約合意を発表した。

 富山県出身で主にシューティングガードを務める水戸は、近畿大学卒業後の2008年から富山一筋でプレー。在籍10季目となった今季のレギュラーシーズンは出場した58試合中57試合で先発を担い、計194得点(1試合平均3.3得点)120リバウンド(同2.1リバウンド)75アシスト(同1.3アシスト)を記録した。また、4月7日には個人通算500試合出場を達成した。富山で11シーズン目を迎える水戸は、クラブの公式HPで「今シーズンこそCS(チャンピオンシップ)に出られるよう、富山ブースターの皆さんのため、そして富山県のために全力でプレーします」とブースターへメッセージを送った。

 現在30歳の大塚は、188センチ82キロのシューティングガード兼スモールフォワード。東海大学卒業後にTGI D-RISEへ加入すると、その後は宮崎シャイニングサンズ、秋田ノーザンハピネッツサンロッカーズ渋谷でプレーした経歴を持つ。富山には2017-18シーズンから所属し、レギュラーシーズン全60試合に出場を果たして計558得点(1試合平均9.3得点)を記録した。また、3ポイント成功率は39.7パーセントで、今季のB1トップとなる喜多川修平(栃木ブレックス)の41.7パーセントに次ぐ2位の成績を残した。富山への残留を決めた大塚は、「移籍して個人的にもクラブとしても手応えを感じていた昨シーズンですが、残留プレーオフへと進んでしまい、 結果からみると自分達が目指していた場所には到達できませんでした。シーズンの内容は違いますが『同じ結果』として評価される責任や悔しさがあり、もう一度富山のユニフォームを着て戦うことを決めました」と明かした。

 現在22歳の葛原は、福岡大学附属大濠高校から大東文化大学に進学。同大学4年次にはキャプテンとして第69回全日本バスケットボール選手権大会(インカレ)初優勝に導き、大会MVPにも輝いた。2017-18シーズン途中から特別指定選手として富山に加入すると、レギュラーシーズン18試合に出場し31得点(1試合平均1.7得点)25リバウンド(1試合平均1.4リバウンド)を記録した。

 選手契約基本合意となった同選手は、「2018-19シーズンも富山グラウジーズでプレーする事ができ光栄に思います。また、このような機会を再び与えてくださったチーム関係者の皆様に深くお礼申し上げます。ルーキーらしく思いきりのあるプレイでチームの勝利に貢献し昨シーズンよりも上の成績を狙えるように微力ではありますが精一杯頑張りたいと思いますとコメントした。

 なお、富山は同日、5月31日付けで自由交渉選手となった日本代表の宇都直輝との選手契約継続を併せて発表した。
 

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