京都ハンナリーズは確実に星を伸ばしたい、ライジングゼファー福岡は遥天翼の働きが勝敗を分ける

■京都ハンナリーズvsライジングゼファー福岡（＠ハンナリーズアリーナ）
12月26日19時5分

　因縁の滋賀レイクスターズとの対戦で京都ハンナリーズは1勝1敗と星を分け、やはり1勝1敗だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズと勝率で並ぶ状態に変化はなし。西地区5位のライジングゼファー福岡と戦う今節は確実に星を伸ばし、名古屋Dに後れを取らないようにしたい。

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　激戦を繰り広げてきたカードにふさわしく、滋賀戦は2戦ともロースコアで2点を争う展開となった。1戦目は同点で折り返しながら後半は一時15点差をつけられ、1点差までは迫ったが結局一度も追いつくことができなかった。デイヴィッド・サイモン以外で2ポイントを決めたのがジュリアン・マブンガと晴山ケビンの1本ずつでは厳しく、マブンガの8ターンオーバーも響いた。一転して2戦目は第3クォーター中盤以降に一度もリードを譲らず、最後は猛追を受けたものの逃げきった。

　福岡もまた、レバンガ北海道との対戦は1戦目で競り合いを落とした。第3クォーターまでに得た8点のリードを第4クォーター5分で失うと、その後はファウルがかさんでフリースローで失点。残り20秒で再びリードしたがすぐに入れ返され、2点差で涙をのんだ。しかし2戦目は第2クォーターで奪ったリードを第3クォーターに広げ、22点差で快勝した。

　このカードは第7節で福岡が開幕からの連敗を「11」で止め、念願のB1初勝利を飾った顔合わせ。その試合で11得点と活躍した遥天翼は、前節も2戦計20得点11リバウンドをマークしている。第11節以降スターターに定着している遥の働きは、勝敗を分けるポイントになるだろう。ただ、福岡が勝利した試合ではマブンガ欠場という要素もあった。ほぼ7人でローテーションしている京都は、中でも1試合平均38.4分出場のマブンガと同37.4分のサイモンの負担がケタ違いだが、現在はシャキール・モリスが後ろに控えている。モリスの出場があるかどうかという点も、試合展開に何かしらの影響があるに違いない。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・京都（ヘッドコーチ：浜口炎）
伊藤達哉
 晴山ケビン
 綿貫瞬
 岡田優介
 岸田篤生
 シャキール・モリス
 ジュリアン・マブンガ
 内海慎吾
 頓宮裕人
 デイヴィッド・サイモン
 片岡大晴
 近忍