2019.01.05

リベンジ誓う琉球ゴールデンキングス、エアーズのより一層のハッスルは不可欠

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

琉球ゴールデンキングスvs大阪エヴェッサ(@沖縄市体育館)
第1戦:1月6日19時5分、第2戦:1月6日14時5分

 ジョシュ・スコットの戦線離脱を受け、前節の横浜ビー・コルセアーズ戦に外国籍選手1人で臨んだ琉球ゴールデンキングス。1戦目はスコット不在の痛手どころか、わずか2失点に封じこんだ第1クォーターから40分間横浜を圧倒し続け、83-42という大差で勝ってみせた。しかし2戦目は第3クォーターで8得点に沈むなど横浜にペースを握られ、最後は3点差で競り負けた。出場時間を伸ばした石崎巧寒竹隼人の奮闘はあったが、アイラ・ブラウンも欠く中でのオンザコート1はやはり厳しく、今節を前に、横浜を11月に退団したアマンゼ・エゲケゼを緊急補強。前々節にスコットの負傷で大敗を喫した大阪エヴェッサへのリベンジを誓う。

 その大阪は、滋賀レイクスターズにいずれも接戦で連勝。1戦目は第1クォーターの9点リードからクロスゲームに持ちこまれながらも逃げきり、2戦目は逆に7点ビハインドの残り4分から無失点でひっくり返した。ポイントガード2枚を欠いたが、合田怜が1戦目で12得点6アシスト、2戦目で18得点とチームを引っ張った。また、熊谷尚也も1戦目で3ポイント8本の大爆発を見せている。西地区3位の京都ハンナリーズとは2勝差に縮まり、次節の直接対決で順位逆転も可能な状況となった。

 この顔合わせは第5節で81-48と琉球が大勝したが、2度目の前々節が44-85とほぼスコアが入れ替わっている。その2試合のリバウンド数の差などを見ても、ブラウンの不在と開始早々のスコットの負傷が2度目の対戦の際に大きく影響したことは否めない。新たに加わったエゲケゼが外角寄りの選手であることを考えると、やはりジェフ・エアーズのより一層のハッスルは不可欠。積極的なアタックで大阪の強固なディフェンスを崩すのはもちろんのこと、リーグ3位の1試合平均39本というリバウンドの牙城はエアーズの力なくして守れない。気合い満点のプレーでチームを鼓舞する姿に期待したい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・琉球(ヘッドコーチ:佐々宜央)
石崎巧
橋本竜馬
並里成
金城茂之
須田侑太郎
ジェフ・エアーズ
岸本隆一
寒竹隼人
田代直希
アイラ・ブラウン
ジョシュ・スコット(インジュアリーリスト)
古川孝敏
アマンゼ・エゲケゼ

・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
ジャマール・ソープ
エグゼビア・ギブソン
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン

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