2025.11.13
9月15日、TOYOTA ARENA TOKYOで「開業記念式典」が行われた。
式典冒頭、主賓の小池百合子東京都知事、Bリーグの島田慎二チェアマンが挨拶。島田チェアマンは、Bリーグの名称・ロゴデザイン発表からちょうど10年となる節目にこの日を迎えたことに触れ、アリーナの設備(テラススイート、プレイヤーズラウンジ、センターハングビジョン、国内初の2層リボンビジョン、見切れの少ないオーバル型ボウル設計)を紹介し、観戦体験の向上に言及した。
トヨタアルバルク東京株式会社の林邦彦社長は、長年の懸案だったホームアリーナの整備経緯を説明。動線計画やレイアウト設計に多方面の協力を得たとし、ホスピタリティ面では大空間の「テラススイート」や公開空地として整備された2つのパークを特長として挙げた。ボウルは楕円形でコーナーにRを設け、どの席からもコートを正対視しやすい点を強調した。
記念セレモニーでは、次世代モビリティ「e-Palette」からD.LEAGUEのTAKUMI、女子車いすバスケットボール日本代表の財満いずみ、アルバルク東京のザック・バランスキーが登場。続いてテープカットとフォトセッションが行われ、その後のトークショーには3人に加え、室伏広治スポーツ庁長官、プロジェクトパートナーでもあるトヨタ自動車の豊田章男会長が参加した。
トークテーマは「アスリートにとって戦う場所が持つ意味」。室伏長官は、観客・舞台・演者が一体となって熱狂と感動を生む「一座建立」の重要性を指摘。TAKUMIは「感動を生むところ」と表現し、観客の拍手に後押しされた経験が活動継続の原動力になったと述べた。財満はいずみは「熱狂」を掲げ、観客からのエネルギーがパフォーマンスを押し上げる体感を共有。バランスキーは「キャンバス」とし、試合ごとに異なる物語を会場全体で描いていく場だと語った。
豊田会長は、式典を“スタート”と位置づけ、来場者や地元の人々と共に感動や熱狂を創り上げる“共創の場”としてアリーナを発展させていく考えを示した。
式典後の囲み取材で林社長は、9月13日のプレシーズンゲームを踏まえ、客席のすり鉢形状とコートの近さによって歓声が会場全体に伝わりやすい点を評価。一方で、1万人規模開催に向けて物販・飲食の待機列やビジョン運用などの改善点を挙げ、開幕までに調整を進めるとした。年間延べ来場者数は150万人を目標に、多用途開催で往来を増やし、周辺との連携を図る方針も示した。
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