4時間前

意地の追い上げもウインターカップ初戦敗退…昨年準Vの慶誠・陽本麻生「もっと力をつけていけたら」

17得点で慶誠をけん引した陽本[写真]=SoftBank ウインターカップ2025
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 12月23日に「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開幕した。東京体育館で行われた女子1回戦では昨年準優勝を果たした慶誠高校(熊本県)が埼玉栄(埼玉県)と対戦し、58-75で敗れ涙をのんだ。

 立ち上がりからシュートが入らず苦しんだ慶誠に対し、攻守でアグレッシブにプレーする埼玉栄。その勢いに押され、20点以上の差がつく場面も見られた。チーム最多得点を挙げた陽本麻生(3年)は「元々自分たちは最初の流れが良くないって言うので、だんだん上げてくるんですけど、なかなか上げることができず、そのまま相手の流れにのまれてしまった」と振り返る。

 昨年はウインターカップ決勝の舞台に立ち、今秋も『U18日清食品トップリーグ』に出場し強豪校としのぎを削ってきた。「自分たちは他の強いチームとも戦ってきてるので、こんなところで負けたら申し訳ない」。強い気持ちで逆転を目指し臨んだ最終クォーター、果敢にゴールを狙った陽本のシュートがヒットしこのクォーターだけで9得点3リバウンドを挙げ、ディフェンスでも相手のターンオーバーを誘い意地の追い上げを見せた。

 それでも埼玉栄の背中は遠く、初戦敗退で高校最後の大会を終え「個人練習とかも結構してきたんですけど、やっぱり足りなかった」と、悔しさをにじませた陽本。バスケットを続ける大学で「もっと力をつけていけたら」と将来を見据えながら「来年こそは優勝してほしい」と後輩たちに思いを託した。

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