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長崎ヴェルカの狩俣昌也が今季限りで引退…クラブ創設期を知る男「​最後まで共に」伊藤GMは感謝

長崎ヴェルカを支えてきた狩俣昌也[写真]=B.LEAGUE
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 4月3日、B1西地区の長崎ヴェルカは、狩俣昌也が2025-26シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 沖縄県出身で現在37歳の狩俣は、178センチ75キロのポイントガード。興南高校から国際武道大学へと進学し、2012-13シーズンに千葉ジェッツでトップリーグキャリアを始めた。その後は琉球ゴールデンキングス福島ファイヤーボンズを渡り歩き、2016年のBリーグ開幕後はシーホース三河滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)でもプレー。2021年から新たに誕生した長崎に加入し、クラブ創設期を知るメンバーの一員としてB3からB1への昇格などに貢献してきた。

 長崎移籍後も主力選手の一員として活躍してきたが、加入5年目となった今シーズンはチームがB1西地区首位を快走するなか、ここまで自己最少となる1試合平均8分49秒のプレータイムにとどまり、2.0得点0.5アシストの成績だった。

 長崎の伊藤拓摩GMは「苦しい状況下でも常に前を向き、泥臭く、しかし誰よりも熱くチームを導き続けてくれたその姿勢に対し、クラブを代表して心からの敬意と深い感謝を申し上げます」などとコメント。ファンへ向けて、「狩俣選手の『プロバスケットボールプレーヤー』としての最後の勇姿を目に焼き付けてください。そして、彼を最高の形、最高の景色の中で送り出せるよう、これまで以上の熱いご声援をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 今回の発表に際して、狩俣が寄せたコメントの全文は以下の通り。

狩俣昌也の引退発表コメント

[写真]=B.LEAGUE


応援してくださる全ての皆様へ

​私、狩俣昌也は、2025-26シーズンをもちまして、現役を引退することを決断いたしました。

​練習生としてキャリアをスタートさせた信州ブレイブウォリアーズ。プロ選手として歩みを進めた、千葉ジェッツ琉球ゴールデンキングス福島ファイヤーボンズシーホース三河滋賀レイクスターズ(当時の名前で)。そして、現在所属する長崎ヴェルカ。14シーズンという長い年月にわたり、お世話になったチーム関係者の皆様、パートナー様、チームメイト、スタッフ、それぞれの地域の皆さん、そして、リーグ関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

沖縄の離島・宮古島からプロの世界へ飛び込み、ここまで走り続けてこられたのは、家族の支えがあったからです。どんな時もサポートしてくれた両親や兄弟、そしてシーズン中の遠征が多く家を空ける時間が長い中、子供たちを育て、家庭を守り続けてくれた妻に1番の感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。

​bjリーグでの日本一、B3・B2からの昇格。オールスター出場や個人タイトルの獲得など、素晴らしい仲間たちや多くの皆さんのサポートのおかげで、最高の景色を何度も見ることができました。また、それ以上に、数え切れないほどの失敗や悔しい敗戦もありました。バスケットボールキャリアの全てに満足しているわけではありません。しかし、その時々の全力で挑み続けてきた自分自身の歩みには、納得しています。

30年前、バスケットボールという「ゲーム」に出会えたことは、私の人生最大の幸運でした。そして、今、こうして素晴らしいスタッフ、ファン、そして仲間に囲まれて現役生活を締めくくれることを幸せに思います。人生を共に歩んできたバスケットボールは、親友であり恋人のような存在ですが、これからは、少しだけ距離を置くことになります。しかし、コートの中で一緒に学んだ勇気や痛み、喜びのたくさんの記憶は、今後の僕の人生の道標になると確信しています。

最後に、バスケットボールへ感謝を伝えようと思いましたが、まだ終わってないので、その言葉はまだ取っておきます。​今シーズンの試合数も残り少なくなってきましたが、素晴らしいチームメイトやスタッフ、フロント、そしてファンの皆さんと共に、どのチームよりも長く、コートの中でバスケットボールを楽しみたい。シーズン途中でのご報告となりましたが、​最後まで共に。長崎ヴェルカが、そして長崎がまだ見たことのない景色を、一緒に見に行きましょう!

WE THE NAGASAKI 2026年4月3日 狩俣 昌也

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