56分前

「攻めるのと焦るのとでは違う」髙田真希が語る日本代表の課題…勝負のスペイン戦へ

ワールドカップ5大会連続出場の髙田[写真]=fiba.basketball
フリーライター

■ドイツ戦で浮き彫りになった日本の課題

 ドイツ・ベルリンで開催中の『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026』。女子日本代表(FIBAランキング10位)はグループフェーズ初戦でマリ代表(同18位)との接戦を制したものの、現地時間9月5日に行われた第2戦では、開催国のドイツ代表(同11位)に58-74で敗れ、1勝1敗となった。

 ドイツ戦は序盤から相手に先行を許し、第1クォーターで11-28と大きなビハインドを背負う展開に。第2クォーターでは点差を詰めたものの、第3クォーター以降に再び引き離されてしまった。

 この試合、苦しい場面で多彩な攻めから自ら得点を挙げていたのが髙田真希(デンソーアイリス)だ。

「出だしのところでやられてしまったのと、ディフェンスでヘルプに寄ったときに上手く相手にいいパスをされてしまい、ノーマークのシュートを打たれてしまいました。また、そこで相手のシュートが当たってしまい、ずるずるといってしまったと思います」

 このように試合を振り返った髙田は、高いシュート成功率で9得点をマーク。自身のプレーについては「(試合の)最初は交代で出ることになっているので、試合の状況を見ながら自分が中(インサイド)にアタックし、ファウル一つをもらうのも、フリースローを打つのも自分の役割かなと思っています。そこでの自分の役割はできているかなとは思いますが、まだまだチームを落ち着かせたり、冷静に戦ったり、いい判断をしていったりというのは難しいところがあるのかなと思います」と、淡々と語った。

■「攻めるのと焦るのとでは違う」勝負の最終戦へ

[写真]=fiba.basketball


 リバウンドでは日本が35本だったのに対し、ドイツには51本を奪われ、大きく上回られた。そうしたことも影響し、オフェンスでは持ち味である速い攻めを思うように展開できなかった。

 その中で髙田は、チームとして改善すべき点についてこのように語った。

「攻めるのと焦るのとではちょっと違うので、焦ってしまうシュートも中にはあったのかなと思います。その辺の判断はコートの中でちゃんとやっていかないといけないなと思うので、まだ速く攻めると言われて、焦って一対一になってしまったり、無理なシュートにいってしまったりしているので、コントロールするところはコントロールしないといけない。そういった自分たちがまだまだ判断しきれていないところがあると思います」

 オフェンスだけでなく、ディフェンスでも「まだ言われたことをやるだけになってしまっている」と言及した髙田。それを打破するにはコミュニケーションが必要だとし、グループフェーズ最終戦のスペイン戦に向けても「コミュニケーションを増やしていきたい」と話した。

[写真]=fiba.basketball


 若手選手の台頭も著しい女子日本代表。成長の最中ともいえるチームは、若さが時に良い方向にも悪い方向にも出る。そんなチームを支えるのが、大会史上13人目となる5大会連続出場を果たした髙田だ。今大会でも2試合を通して攻守で安定したプレーを見せており、若い日本にとってその経験は大きな支えとなっている。

 グループAは2試合を終えて4チームが1勝1敗で並ぶ大混戦。1位での準々決勝進出も、4位でのグループフェーズ敗退もあり得る中、日本は最終戦のスペイン戦を迎える。勝負の一戦では、髙田の存在がこれまで以上に大きくなるに違いない。

文=田島早苗

髙田 真希の関連記事

女子日本代表の関連記事

日本の関連記事