2022.05.27

琉球ゴールデンキングスの岸本隆一、様々な思いを背負って初の決勝へ

琉球が沖縄県本土復帰50周年と節目の年に初のファイナルへ挑む [写真]=B.LEAGUE
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 5月27日、「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」を前に、琉球ゴールデンキングス宇都宮ブレックスのヘッドコーチ、代表選手が前日会見に臨んだ。

 今村佳太とともに会見に出席した岸本隆一は決戦を前に「(CSが開催された)過去4シーズン、この舞台に立てず本当に悔しい思いをしてきたので、その思いを明日からの試合にぶつけていきたいと思います」と意気込みを語った。クォーターファイナル、セミファイナルでは初戦をものにしたチームがそのシリーズを制しているだけに、28日の第1戦は大事なゲームになる。

「試合の立ち上がりに関わらず、試合をとおしてプレッシャーのかかる時間は多くあると思うので、いかに普段どおりにプレーできるかがキーになってくると思います、特に試合の入りでは変に気負わず、普段どおりに入っていければいいと思います」

 琉球にとって、沖縄県本土復帰50周年と節目の年に迎えたクラブ初のBリーグファイナルだ。bjリーグ時代を含め在籍10シーズン目を送る岸本は「僕らは見返りを求めてやっているわけではありませんけど」と前置きした上で、ファン、そして沖縄県民への思いを口にした。

「セミファイナルを突破したことで沖縄県民一同が喜んでいました。地域の方々が自分のことのように喜んだり、悲しんだりしてくれることに、僕らはプライドを持っています。ずっとそういった思いを持って戦ってきました。(復帰50周年は)なにかの縁かなと。沖縄のバスケットボールはサイズがないところから始まりました。みんながいろいろなアイデアを出して、いろいろなアプローチをした結果、こういう舞台にこられたと思います。歴史をつないできた方々の思いも背負って戦いたいです。自分たちが優勝することによって、そういった方々の思いも報われますから」

「自分たちのベストを尽くせるように、しっかりと準備していきたい」。琉球が東京体育館での頂上決戦に挑む。

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