2023.03.06

3位決定戦に敗れEASLを終えた琉球…今村佳太「個の力が強い相手を抑えられなかった」

3位決定戦で9得点3リバウンド3アシストを挙げた今村 [写真]=EASL
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 3月5日、「EASL Champions Week(東アジアスーパーリーグ チャンピオンウィーク)」の3位決定戦が開催され、琉球ゴールデンキングスはベイエリアドラゴンズ(香港)と対戦した。

 第1クォーターを14-16で終えた琉球は、第2クォーターで大きく点差を広げられ、16点ビハインドで試合を折り返す。23点差で迎えた第4クォーターに粘りを見せるも、最後は70-90で敗れた。

 試合後に「点差が開いても、選手たちは最後までプレーしてくれた」と語った桶谷大ヘッドコーチは、「第1クォーターはディフェンスで頑張れましたが、シュートを決めきれずに、相手に主導権を握られてしまいました。オフェンスの終わり方が良くないところから相手に走られたことが点差が開いた要因になったと思っています」と悔しい敗戦を振り返ると、アレン・ダーラムも「前半、ターンオーバーからファストブレイクや簡単な得点を許してしまい、試合展開を難しくしてしまいました」と語った。

19得点7リバウンド3アシストとチームをけん引したダーラム [写真]=EASL

 渡邉飛勇が「クーリー選手を欠いた状態で厳しい試合になりましたが、最後まで戦い抜くことはできたと思います」と語ったとおり、大黒柱のジャック・クーリーが不在となった琉球は、ホームの沖縄アリーナで最後まで戦う姿勢を貫いた。さらに渡邉は、「相手の中心選手のシュートをなかなか止めることができず悔しい結果となりましたが、EASLで各国の強豪や違ったスタイルのチームと対戦できたことは、いい経験になったと思います」と語り、初めて開催された今大会を前向きに捉えた。

 また、今村佳太は「普段とレギュレーションも違う中で、自分たちの力を出しきれなかった部分もありますが、個の力が強い相手を抑えられなかったのは自分たちの実力不足です」と反省点について触れると、「個の力が強い相手に対して、どう守るかをチームとして改善し、今後のリーグ戦に繋げていきたいと思います」と力強く語る。こちらもアジアの強豪との戦いを成長の糧と捉え、Bリーグの終盤戦へ向けて意気込んだ。

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