10月28日から29日にかけて、各地でB1リーグ第5節が開催。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に出場した日本代表選手も所属チームでそれぞれ活躍した。

　比江島慎（宇都宮ブレックス）は第1戦で9得点5アシストを挙げ、開幕7連勝中だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズに勝利。さらに、16得点を記録した第2戦では、第4クォーター終盤に次々と得点を奪い、70－67と接戦を制す原動力となった。

　両足首の手術から復帰を果たした原修太（千葉ジェッツ）は、ファイティングイーグルス名古屋戦で今シーズン初出場。第1戦では、エースの富樫勇樹（千葉J）が22得点6アシストと躍動し、チームは今シーズン5勝目を挙げた。

　河村勇輝（横浜ビー・コルセアーズ）は広島ドラゴンフライズとの第1戦で、試合終盤に勝利を決定づける3ポイントをヒット。24得点7アシストと躍動した。続く第2戦でも16得点5アシストをマークしたが、連勝には一歩及ばなかった。

第1戦の試合終盤では、トドメの長距離砲を沈めて見せた河村［写真］＝B.LEAGUE

　西田優大（シーホース三河）と馬場雄大（長崎ヴェルカ）による“日本代表対決”では、両選手が2試合とも2ケタ得点を挙げるなど、白熱した内容に。第1戦では西田擁する三河が97－82で勝利したが、第2戦では馬場が所属する長崎が81－76でリベンジ。注目の対決は、1勝1敗のイーブンとなった。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」出場 日本代表Bリーガー 第5節スタッツ

・比江島慎（宇都宮ブレックス）
第1戦：23分33秒／9得点2リバウンド5アシスト
第2戦：25分14秒／16得点2リバウンド3アシスト

・富樫勇樹（千葉ジェッツ）
第1戦：33分18秒／22得点3リバウンド6アシスト
第2戦：31分31秒／11得点1リバウンド6アシスト1スティール

・原修太（千葉ジェッツ）
第1戦：18分12秒／2得点1アシスト
第2戦：22分48秒／6得点2リバウンド2アシスト

・吉井裕鷹（アルバルク東京）
第1戦：16分15秒／1リバウンド1アシスト1スティール
第2戦：15分51秒／3得点1リバウンド

・ジョシュ・ホーキンソン（サンロッカーズ渋谷）※体調不良のため欠場
第1戦：ー
第2戦：ー

・河村勇輝（横浜ビー・コルセアーズ）
第1戦：24分42秒／24得点4リバウンド7アシスト1スティール
第2戦：26分54秒／16得点2リバウンド5アシスト

・西田優大（シーホース三河）
第1戦：28分31秒／10得点3リバウンド4アシスト1スティール1ブロック
第2戦：27分29秒／16得点3リバウンド1アシスト1ブロック

・馬場雄大（長崎ヴェルカ）
第1戦：23分12秒／12得点3リバウンド3アシスト2スティール
第2戦：28分34秒／13得点3リバウンド3アシスト3スティール

・井上宗一郎（越谷アルファーズ）
第1戦：18分35秒／8得点4リバウンド
第2戦：19分17秒／3得点6リバウンド3アシスト

・川真田紘也（滋賀レイクス）
第1戦：17分9秒／4得点1スティール1ブロック
第2戦：11分46秒／2リバウンド1スティール

試合後は健闘を称え合った西田（左）と馬場（右）［写真］＝B.LEAGUE