2023.11.02

苦戦続く秋田が外国籍の入替補強を敢行「上位進出を目指すためにも変化が必要」

秋田に加入するティルマンと退団するクロケット[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 B1東地区の秋田ノーザンハピネッツは11月2日、ジェフリー・クロケットとの選手契約を解除し、前トライフープ岡山のジェロウム・ティルマンと短期契約に合意したと発表した。

 アメリカ出身で現在32歳のクロケットは、201センチ95キロのパワーフォワード。2015年に信州ブレイブウォリアーズ(当時bjリーグ)でプレーした経験があり、その後はイタリアやスイスなどの欧州リーグを中心にプレー。2023年7月に秋田への加入が発表されたばかりだったが、開幕から全9試合に出場して平均5.3得点5.4リバウンド1.6アシストにとどまり、双方合意の上で契約を解除することになった。

 今回の選手退団について、クラブは「開幕から2勝7敗と厳しいスタートとなっております。特に外国籍選手のところで優位性を保てていない状況が多いため、また、ここから上位進出を目指すためにも変化が必要であり、まだシーズン序盤ではありますが補強をすることとしました」と、公式サイトを通じて経緯を説明した。

 クロケットと入れ替わる形で秋田に加入したティルマンは、アメリカ出身の36歳。198センチ101キロのパワーフォワードで、今後本契約する新たな外国籍選手のリーグ登録が完了するまでの短期契約になるという。かつてフランスやドイツといった欧州でプレーし、2013年からレバンガ北海道に3シーズン在籍。その後も名古屋ダイヤモンドドルフィンズ仙台89ERS京都ハンナリーズといったBクラブを渡り歩き、昨シーズンはB3の岡山に所属していた。

 新戦力のティルマンについて、クラブは「日本のリーグで計10シーズンプレーし、B1でのプレー経験が3シーズンある経験豊富な選手です。キャリアを通して3ポイントシュートの確率が35パーセント以上を記録しており、アウトサイドシュートに長けています。また、ターンオーバーも少なく、正確な状況判断と高い遂行力を有しており、秋田のスピーディーなバスケットにフィットする選手です。秋田に必要なフィジカルなディフェンスから、高確率なアウトサイドシュート、的確な状況判断で秋田ノーザンハピネッツに貢献してくれるでしょう」と、公式サイトに期待のコメントを寄せている。

 退団するクロケットと、新加入のティルマンのコメントは以下の通り。

ジェフリー・クロケット 退団コメント
「ファンの皆さんの応援がすばらしかったです。ピンクの列が連なっているホームゲームでプレーできたことや練習を見学に来てくださる方々がいたり幸せでした。皆さんの前でプレーし続けられないのは残念ですが、ご活躍をお祈りしています」

ジェロウム・ティルマン 入団コメント
「日本に戻り秋田ノーザンハピネッツの一員になることができてとてもうれしいです。全力でプレーしてチームの勝利に貢献することを楽しみにしています。すべてのファンの皆様のサポートに感謝いたします」

ジェフリー・クロケットの関連記事

秋田ノーザンハピネッツの関連記事

B1の関連記事