2025.07.10

アジアカップに挑む女子日本代表全12名が意気込み…髙田真希「2年前に逃した優勝を勝ち取る」

7月13日開幕の「FIBA女子アジアカップ2025」に臨む日本代表[写真]=野口岳彦
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 日本バスケットボール協会は7月10日、「FIBA女子アジアカップ2025」に出場する全12選手のコメントを公式サイトに掲載した。

 7月13日から20日にかけ、中国・深圳(深圳スポーツセンター)で開催される今大会。女子日本代表(FIBAランキング9位)はレバノン(同54位)、フィリピン(同44位)、オーストラリア(同2位)と予選を戦う。同月18日からは決勝トーナメントがスタートし、日本は2大会ぶりの王座奪還を狙う。

 キャプテンを務めるベテランの髙田は「新体制で、まだまだ不安なこともある」と語りつつも、「2年前に逃した優勝を勝ち取る」と、力強い意気込み。FIBA公式大会初選出となった期待の司令塔、田中こころは「絶対に優勝したいです。まずは自分がペースメーカーとしてがんばっていきます」と、勢いを感じさせるコメントを残した。

 全12選手のコメントは以下のとおり。

■「FIBA女子アジアカップ2025」 選手12名 コメント

髙田真希(C/185センチ/35歳/デンソーアイリス)※キャプテン

[写真]=野口岳彦

「新体制になって初めて臨む大会なので、まだまだ不安なこともたくさんあります。1試合1試合を通してチームを成長させ、2年前に逃した優勝を勝ち取って日本に戻って来られるようにしたいです」

今野紀花(SG/179センチ/25歳/デンソーアイリス)

[写真]=野口岳彦

「日本代表初選出はうれしいです。5連覇した後、前回大会は中国に負け、今回は王座奪還の歴史を作る一員になりたいと強く思っていました。絶対に優勝したいです。また、ロサンゼルス2028オリンピックへ向けた大事なステップであり、自分にとって良い経験になるように、しっかり学びに変えられるように全力でがんばってきます」

馬瓜ステファニー(SF/182センチ/26歳/カサデモント・サラゴサ)

[写真]=野口岳彦

「前回大会では決勝で負けてしまった悔しさがあるので、もちろん優勝することが目標です。しかし、予選でも強いチームと対戦するので、一つひとつしっかり勝っていった結果として、優勝できるようにがんばります。」

川井麻衣(PG/171センチ/29歳/デンソーアイリス)

[写真]=野口岳彦

「12人に残ることができ、今回はポイントガードも少ないので、しっかりと自分の仕事であるゲームコントロールやペイントにアタックすることを冷静に、どの試合も波なくプレーしていけるようにしたいです。その中でチームメイトを生かしたり、自分が得点をすることを意識しながらチームに貢献し、優勝して笑って帰ってきます」

渡嘉敷来夢(C/193センチ/34歳/アイシンウィングス)

[写真]=野口岳彦

「アジアカップでは自分の高さを生かして、少しでもチームの勝利に貢献できれば良いと思っています。目標はもちろん優勝することです。まずは、もう1度アジアチャンピオンになって、世界へ挑んでいきたいです」

田中こころ(PG/172センチ/19歳/ENEOSサンフラワーズ)

[写真]=野口岳彦

「選ばれたことがうれしいというよりも、セレクションキャンプに呼ばれたときからアジアカップに向けて取り組んできたので、『やっとはじまるんだな』という思いがあります。メンバーが決まり、これからは全員でチーム力を高めていくだけです。

 ここから急に成長することは難しいですけど、一つひとつの質にこだわることはできるので、練習で少しずつ修正して大会に入っていければ良いと思います。絶対に優勝したいです。そのために、どれだけチームとして優勝に持って行けるかどうかだと思っています。全員で優勝できるように、まずは自分がペースメーカーとしてがんばっていきます」

薮未奈海(SG・SF/178センチ/20歳/デンソーアイリス)

[写真]=野口岳彦

「『三井不動産カップ2025(東京大会)』でのMVPはすごくうれしかったです。試合の中でしっかりと力を発揮できたことは、自分でも評価したいと思っています。シュートに関して波があるのは当たり前ですが、もちろんシュートを打って決めることが自分の役割です。

 でも、もし入らなかったときでも、ディフェンスなどやらなければいいけないプレーもたくさんあります。有明アリーナでの2日間はシュートでチームに貢献できましたが、それ以外のプレーの方がコートに立っている時間帯では多いので、アジアカップに向けてシュート以外の部分をもっと詰めていき、自分の持ち味にしたいです」

宮澤夕貴(PF/183センチ/32歳/富士通レッドウェーブ)

[写真]=野口岳彦

「私自身は久しぶりのアジアカップ(2019年大会以来)になるので楽しみです。コーリー(・ゲインズ)ヘッドコーチになって、新しい体制として王座奪還したい気持ちは強いです。私自身もしっかりと役割に徹し、日本バスケらしいパフォーマンスを発揮したいです」

星杏璃(SG/171センチ/25歳/ENEOSサンフラワーズ)

[写真]=野口岳彦

「個人的には2度目のアジアカップであり、前回は中国に決勝で負けたので、もう1回リベンジができる舞台に向かいます。コートに立ったら自分の仕事を全うし、スリーポイントシュートを思い切って打つこと、しっかりプレッシャーをかけて相手が嫌がるようなディフェンスをして良い流れを持ってけるようにチームに貢献し、優勝して帰って来られるようにしたいです。」

東藤なな子(PG・SG/175センチ/24歳/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)

[写真]=野口岳彦

「アジアカップは金メダル奪還を目標にチームとして戦っていきます。自分がコートに出たタイミングでもしオフェンスが停滞していたら、ペイントアタックなどチームの流れを変えられるようなアグレッシブなプレーができれば良いと思います」

栗林未和(C/188センチ/26歳/東京羽田ヴィッキーズ)

[写真]=野口岳彦

「同期のステ(馬瓜ステファニー)やモニカ(オコエ桃仁花)、今回はいませんがひま(赤穂ひまわり)がこれまで日本代表でがんばっている姿をずっと見てきましたし、それが自分のパワーになっています。今回はじめて選ばれて、みんなに少しでも追いつくことができたかな、と思います。思い切り良く楽しくプレーし、それが結果につながるようにがんばります。」

オコエ桃仁花(PF/183センチ/26歳/ENEOSサンフラワーズ)

[写真]=野口岳彦

「スリーポイントとフィジカルでチームの勝利に貢献できるようにがんばりたいです。ぜひ、日本からも応援よろしくお願いします」

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