2020.04.30

【高校チーム訪問】桐光学園の攻撃を加速させる2年生コンビ

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オドゲレル・トルガ(2年)「将来はアメリカでバスケットがしたい」


〈バスケットを始めたきっかけ〉
「バスケットを始めたのは小学3年生。小学1年生の時にモンゴルから日本に来た当時、友達が1人しかいなくて。その友達がバスケットをしに行くというのでついて行き、その子が入っていたミニバスに入ってからバスケットの楽しさを知りました。」

〈なぜモンゴルに?〉
「両親はもともとモンゴル人で、自分もモンゴルで生まれました。お父さんが大相撲の力士だったので、自分も日本に来た形です。お父さんの四股名は城ノ龍。十両の一番上まで行ったそうです」

〈相撲について〉
「遊び程度でやっていました、小学4年生の時に相撲大会に出たんですけど、思ったより良い結果が出ちゃって(笑)。でも、その時バスケットもやっていたので、『バスケットのほうがいい』と言いました。バスケットは自分に友達を作ってくれたし、楽しさを教えてくれたので」

〈相撲の経験が活きている?〉
「モンゴルにいた時は、おじいちゃん、お兄ちゃん、叔父さんとじゃれあいで相撲をしていたので、そこで体の強さができあがったのかなと思います。フィジカルには自信があって、そこは自分の武器です」

〈プレーの強み〉
「ドライブから得点を取って、ファールされてもちゃんと決めきれるようなプレー。フィジカルを活かしたプレーが自分の一番の強みだと思います」

〈桐光学園に入った理由は?〉
「中学校の部活を引退した後、アースフレンズ東京Z U15に入ったんですけど、その時のライバルだった横浜ビー・コルセアーズU15の谷口(律)くんに誘われて。本当にライバルでボコボコにされてきたので(笑)。谷口くんと一緒にできるのが楽しみで桐光学園を選びました」

〈個人としての課題〉
「とにかくディフェンスがうまくなることです。オフェンス力は関東大会(2月)でも通用した部分もあるんですけど、ディフェンス面でやられたので、最後のウインターカップまでにはディフェンスもオフェンスもできるようにしたいです」

〈将来の夢〉
「アメリカでバスケットがしたいです。今はそこに向かって、頑張っています」

谷口律(2年)「全国で一番のポイントガードに」


〈バスケットを始めたきっかけ〉
「自分の家の前の人がバスケをやっていて、お兄ちゃんもバスケをやっていたので、その流れで始めました」

横浜ビー・コルセアーズのユースチームに入ったのはいつ?〉
「小学校6年生の時です。ミニバスと中学校のチームはあまり強くなくて、特に中学校はミニバスからやっていたのが自分しかいませんでした。クラブから誘いがあった時、同い年のうまい人ともプレーしたいと思って入りました」

〈桐光学園に入った理由〉
「(OBでは)Bリーグの滋賀レイクスターズで活躍している齋藤拓実選手がプロで活躍していましたし、小学生の時から桐光学園の髙橋正幸先生のバスケットに憧れていたので、入りたいと思いました。トルガとは中学時代にマッチアップして、チームは勝っていたんですけど、個人的にボコられて(笑)。「すげえ。一緒にプレーしたい」と思って、誘いました」

〈髙橋先生の印象〉
「細かいところまで、毎日教えていただいて、すごく尊敬しています」

〈憧れの選手〉
「桐光学園出身で、滋賀レイクスターズの齋藤拓実選手です。同じポジションなので、すごく憧れています」

〈齋藤選手に憧れている理由〉
「スピードのあるドライブとアシスト。ガードなんですけど、自分でも得点を取れるところに憧れています。全然まだまだですけど、齋藤選手みたいになれるように頑張ってます」

〈自分のプレーの強み〉
「ドライブからのジャンプシュートとアシストです。ただ、昨年は万全で臨めた大会があまりなくて、結構悔しい思いをしました。この間の関東新人大会前も左足首を骨折していて…。周りのトルガとか2年生(現3年生)に支えられて優勝できたと思うので、自分は何もしていないです」

〈今年の目標〉
「全国で一番のポイントガードになりたいと思っています。今は得点力がなくて、ディフェンスもハードにできていないのが課題です。チームとしては、まずは一戦一戦負けないこと。最終的にはインターハイ(※2月28日取材)、ウインターカップでメインコートに立って、日本一になりたいです」


取材日=2月28日
取材・文=峯嵜俊太郎

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