2021.12.27

快勝でベスト8に進出した福岡第一の佐藤涼成「感謝の気持ちを持って頑張りたい」

「仲の良い友達もいる」という別府溝部学園との3回戦を制した佐藤涼成[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 12月26日、「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子3回戦が行われ、福岡第一高校(福岡県)は別府溝部学園高校(大分県)と対戦した。

 福岡第一は前半から別府溝部学園を圧倒し、47-16で試合を折り返す。41点のリードで迎えた第4クォーターでは、点差を詰められたものの、82-56と快勝し、準々決勝へとコマを進めた。

 16分19秒の出場で6得点2リバウンド2アシスト2スティールを挙げた佐藤涼成が、試合後の取材に応じた。

 佐藤は自身のプレーについて「前半はファウルがかさんでしまって、出場時間が少なかったのですが、ディフェンス面ではボールマンにプレッシャーをかけて、貢献できたんじゃないかなと感じました」とコメント。また、チームとしては「前半は自分たちのプレーができたという印象です。後半はなかなかいいプレーができず、相手の雰囲気にのまれた部分がありました」と試合を振り返った。

 続く準々決勝を見据える佐藤は、「明日には前半のプレーを活かし、後半のプレーは課題点として、チームのミーティングで話し合って修正していきたいと思います」と早くも気持ちを切り替えた。

 3回戦の相手である別府溝部学園とは、練習試合を何度もしてきたと話す佐藤。「互いに知っていて、仲の良い友達もいるので、いい機会だったと思います」と大舞台での対戦を楽しむことができたようだ。

 ウインターカップは3年生たちにとって最後の大会となる。「戦ったどちらかが引退するので、手を抜かず感謝の気持ちを持って頑張りたいです」と佐藤は語り、一戦一戦に強い心構えを持って臨んでいると明かした。

 ベスト8が決まり、いよいよ今大会も佳境を迎えようとしているが、「自分も1年生のときは緊張してミスばかりしたので、今の1、2年生たちにはいっぱい声をかけてリラックスさせてあげたいです」と後輩たちのケアも忘れない。

 そして、最後には「準々決勝では今日の前半のようなプレーをどんどん出して、圧倒して勝ちたいと思います」と意気込んだ。

 福岡第一は福島東稜高校(福島県)と準決勝進出をかけて戦う。注目の試合は、今日の18時20分にティップオフだ。

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