2022.05.05

3年ぶりに帰ってきた能代カップ…開志国際が昨夏IH優勝の中部大第一を破り2度目の優勝

能代カップで3年ぶり2回目の優勝を果たした開志国際高校 [写真]=バスケットボールキング
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 第35回能代カップ高校選抜バスケットボール大会(以下能代カップ)が5月3日から3日間、秋田県能代市総合体育館で開催され、5日に最終日を迎えた。出場は洛南高校(京都府)、中部大学第一高校(愛知県)、船橋市立船橋高校(千葉県)、開志国際高校(新潟県)、県立能代科学技術高校(秋田県)の5チーム。

 能代カップは、毎年ゴールデンウィークに実施され、“第4の全国大会”と称させるほどのレベルの高さを誇り、長年、高校バスケの強化に貢献を果たしてきた伝統の大会。それが、ここ2年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会開催が中止となったが、今回は観客数を制限するなどの感染対策を徹底したうえで3年ぶりの開催にこぎつけた。

 最終日、昨夏のインターハイで初優勝を果たした中部大第一と3年前に開催された能代カップで初優勝した開志国際が、ともにここまで無敗で対戦。この試合に勝利したチームが優勝するという大一番を迎えた。互いに取ったら取り返す展開となった第1クォーターで13−12とリードを奪ったのは中部大第一だったが、第2クォーターで開志国際の介川アンソニー翔(3年)のランニングプレーや澤田竜馬(2年)の3ポイントシュートが決まり、次第にリードを広げていった。

 開志国際の41−33で迎えた後半、小澤飛悠(3年)の3ポイントで一時逆転を許す展開に。しかし、ここで慌てることなく武藤俊太朗(3年)のアリ−ウープやバシール・ファイサル・モハメッド(3年)のゴール下で着実に加点。開志国際が75−66で中部大第一を破り、第32回大会以来の2度目の優勝を果たした。

 最終順位は、1位が開志国際、2位が中部大第一、最終日第1試合で洛南に逆転勝ちした市立船橋が3位に入った。また、最終戦で相まみえた洛南と能代科学技術との一戦は、洛南の星川開聖(3年)が50得点の大爆発。粘る能代科学技術を振り払い、93−79で勝利。この結果、4位が洛南、5位が能代科学技術となった。

■試合結果
★1日目/5月3日
能代科学技術 82−90 市立船橋
洛南 50−73 中部大第一
市立船橋 96−113 開志国際

★2日目/5月4日
能代科学技術88−113開志国際
市立船橋 64−93 中部大第一
開志国際87−65 洛南
中部大第一 109−62能代科学技術

★3日目/5月5日
洛南 91−93 市立船橋
中部大第一 66−75 開志国際
能代科学技術 79−93 洛南

■最終結果
1位 開志国際
2位 中部大第一
3位 市立船橋
4位 洛南
5位 能代科学技術

■優秀選手賞
介川アンソニー翔(開志国際)
澤田竜馬(開志国際)
バシール・ファイサル・モハメッド(開志国際)
小澤飛悠(中部大第一)
坂本康成(中部大第一)

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