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12月23日、「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開幕し、洛南高校(京都府)は高岡第一高校(富山県)と対戦した。
第1クォーターを4点リードで終えた洛南は、第2クォーターに高岡第一を大きく突き放す。5選手が2ケタ得点を挙げた洛南は、その後も試合を有利に進め、93-74で2回戦進出を決めた。
9得点6リバウンド2アシスト2スティールを挙げた洛南の岩屋頼は、試合後の取材に応じ、「イージーなシュートや決めるべきシュートを外してしまいました。そういうシュートをしっかり決めていかないと次の相手には絶対勝てないので、修正して明日は決め切れるようにしたいです」と自身の反省点を口にした。
また、「終盤、簡単に3ポイントを打たれたりして、流れを持っていかれそうになった場面が多かったです。次の相手はそういうことをすると、一気に流れを持っていかれて勝負がついてしまうので、そこを止めていけるようにしたいです」とチームとしての修正点についても語った。
初戦を突破したばかりの岩屋は、安堵の表情を見せるのではなく、2回戦の相手である今年のインターハイ王者・中部大学第一高校(愛知県)との対決を強く意識していた。
「中部第一さんはインターハイチャンピオンということもあって、ここに勝たないと優勝することはできないと、組み合わせが決まる前から分かっていました。中部第一さんを目標に、そこを倒すんだという気持ちはみんな各々あったと思います」
「個人だけで打開できる相手じゃない」と語る岩屋は、「中部第一さんはオフェンス力がすごくあるチームなので、ディフェンスで守ってから速攻など、小さいながら足で勝つということをイメージして、チーム全員で勝ちたいと思います」と夏の王者との戦いへ意気込んだ。
「今までは3ポイントをあまり打たない試合も多かったのですが、それでは大きい相手には勝てないということを夏の大会でみんな認識できたので、外のシュートを練習しました。あとはゾーンへのオフェンスが課題というのも分かったので、ゾーンオフェンスの練習を重点的にしました」
今年のインターハイではベスト16に終わった洛南。その夏からここまで積み重ねたチーム力で、早くも大きな山場に挑む。中部大学第一との2回戦は、25日の14時から開始だ。