2022.07.31

準決勝でチーム最多5本の3ポイントを決めた開志国際・平良「楽しむマインドでやれたのが良かった」

準決勝でチーム最多となる5本の3ポイントシュートを沈めた平良[写真]=伊藤大允
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 7月31日、香川県で「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)男子の部」準決勝が行われ、開志国際(新潟県)が中部大第一(愛知県)と対戦した。

 2018年以来の優勝を狙う開志国際と、昨年のインターハイ覇者・中部大第一が準決勝の舞台で激突した。開志国際は第1クォーター終了時点で12-21と先手を奪われるも、第2クォーターに逆襲。このクォーターだけで32得点を奪う猛攻を見せ、44-36と逆転して前半を終えた。

 開志国際の勢いは第3クォーターに入っても止まらず、25得点を挙げてリードを広げる。最終クォーターこそ相手の反撃を受けたものの、最後まで気を緩めることなく試合を締めくくり、87-74で試合終了。決勝へ駒を進めた。

 試合終了後、開志国際の平良宗龍(1年)が取材に対応。この試合で1年ながら先発を務め、39分46秒に出場した平良は、「中部大第一はどれだけ引き離してもすぐ追いつかれるという緊張感があった」と率直な心境を吐露し、「(勝てて)ホッとしています」と笑顔を見せた。

 高校入学後初の全国大会、しかも準決勝という大舞台だったため「緊張はあった」というが、「その中でも『楽しんでやる』というマインドでやれたのが良かった」と振り返った平良。この試合ではチーム最多となる5本の3ポイントシュートを沈め、勝利に大きく貢献した。

 大舞台で的確なアウトサイドシュートを披露したが、本人いわく「中学の時はインサイドだった」とのこと。「開志にはインサイドの選手が何人もいた」ことから、「中学の時も練習していたが、それ以上に3ポイントシュートの練習をしました。ひたすらシューティングをしていました」といい、練習の成果が結果に現れた。

 明日の決勝戦では強豪・福岡第一と対戦する。「自分の3ポイントシュートをしっかり見せて、その中でもディフェンスを頑張りたい。相手が福岡第一なので、プレスを仕掛けられても運べるようしっかりしていきたい」と意気込みを語った。

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