2018.07.17
6月29日に開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選」のWindow3を控え、男子日本代表は千葉ポートアリーナで前日練習を行なった。
オーストラリアの印象について聞かれると、「高さがあってフィジカルも強いチーム」と認識。「NBAの選手(マシュー・デラベドバとソン・メーカー、ともにミルウォーキー・バックス)が加わり、現状格上なのは承知しているので、思い切りチャレンジするだけ。前回はリバウンドでやられた部分も大きいので、少しでも差を縮められるように意識してやりたい」と意気込みを口にした。
体調の問題が解決されたこともあり、田中の表情はMVPを獲得したBリーグチャンピオンシップ・ファイナルの時のものに戻っていた気がする。オーストラリア戦の12名には宇都直輝(富山グラウジーズ)が外れているが、富樫勇樹(千葉ジェッツ)と篠山竜青のポイントガードの控えとして、フリオ・ラマスヘッドコーチは比江島慎(シーホース三河)の名前をすぐにあげ、その後に田中がポイントガードとしてプレーする可能性に関しても言及している。それだけに田中にかかる負担は大きくなるが、強豪を前にどのようなプレーを見せてくれるかが楽しみだ。
また、6月15日と17日に行われた韓国代表との強化試合で日本代表デビューを果たした、ニック・ファジーカスと八村塁については「それぞれのパターンやセットがあり、チーム全体として(彼らと)アジャストできてきた」と2週間の成長を口にしたが、その成果については「国際試合でやってみないと分からない部分もある」とした。
練習中の表情もよく、インタビューの間に何度も強い決意を感じさせた比江島は、「やるべきことは全てやってきた。素晴らしい準備をしてきたので、あしたは全部出して勝ちに行きたいと思う」と話した。
オーストラリア代表とのWindow3は、千葉ポートアリーナにて6月29日の19時40分試合開始となっている。
文=入江美紀雄
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