2019.10.04
9月1日、中国の上海で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」の1次ラウンド第1戦が行われ、日本代表(FIBAランキング48位)がグループEの初戦でトルコ代表(同17位)と対戦。最初の10分間で12-28と離されると、その後もペースを握られ、最終スコア67-86で敗れた。
「相手のスイッチディフェンスに対して、どこのミスマッチを突くのか少しあやふやになってしまった部分があります。ペリメーター陣がドライブするのか、インサイドが面を取ってそこにボールを入れていくのか、というところの意思疎通が少しできていませんでした。だから、スペーシングも良くなかったですし、ミスマッチができているのにボールが入らなかったりした部分は修正点です」
試合後、そう口にしたのは司令塔の篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)。篠山はこの試合でスターティングファイブに名を連ねたが、約15分間の出場にとどまり、得点は第1クォーターにマークした3ポイントのみ。アシストは「0」という結果に。チームとしても日本のフィールドゴール38.5パーセントに対して、トルコは52.1パーセント。シュート力の差を見せつけられた形となった。
それでも、篠山は「あれだけシュートが入りませんでしたが、ノーマークができている時間帯はありましたし、トランジションからいいボールプッシュの中でズレを作ることもできていました。ピック&ロールを使ってミスマッチを作ることはできていたので、そこをうまく突いて得点に結びつけることができればもっと得点も伸びると思っています」と、ポジションに捉える。
FIBAランク17位のトルコの対し、「自分たちが納得いくディフェンスもできていました」とも話し、3日のチェコ戦へ向けては「『やられてもどんどん次のプレーに』ということをもっと増やせるようにしたいです」と意気込んだ。
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