2022.02.12
トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
その合宿に参加中の比江島慎(宇都宮ブレックス)が、11月22日にメディア対応に応じた。
現在31歳の比江島は、「新体制で覚えることも多いですが、メンバーも入れ替わっている状況で切磋琢磨できていると思います。フレッシュなメンバーも揃っているので、自分のモチベーションにもつながっています」と現在の心境を語った。
新たな代表のスタイルについては「ポゼッションを増やすために早い展開で、3ポイントを重視した現代的なバスケットに特化したスタイル」とコメント。さらに「以前の代表と一番違うのはオフボールの動きです。全員が連動して動かないといけないので、一人ひとりが頭を使わないといけない。習得するのに時間がかかってしまうかもしれませんが、そこはやりがいに感じています」と、これまでの代表チームとの違いについても語った。
また、ホーバスHCから自身が求められていることについて聞かれると「僕の良さはドライブにあると言ってくれているので、キックアウトだったりでクリエイトしてほしいと。また、年齢的にも上になっているので、これまでの経験をこの代表に活かしてほしいとも言われています」とコメント。
その持ち味であるドライブについては「基本5アウト、4アウトで中のスペースが空いているので、そこでどう自分のドライブを活かしていくかは模索中です。3ポイントだけではなく、そこも狙っていければ良さを出していけると思います」と語り、新たなスタイルへのアジャストにはもう少し時間が必要なようだ。
東京オリンピックという大きな節目を迎え、代表からの引退を決意した選手もいるなか、比江島は二つの大きなモチベーションを胸に秘めて、代表へと帰還した。
「正直、自分も(代表引退について)悩みました。大きな目標であり、夢だった東京オリンピックを終えて、燃え尽きないかという心配はあったんですけど、まだ世界の舞台で1勝もしていない状況では終われないなと思いました。あとは純粋に、女子を世界2位まで導いたトムさんのバスケットを経験してみたかったという気持ちもありました」
東京オリンピックでの苦い経験、そして女子日本代表の活躍が、比江島に新たな熱を与えた。世界の舞台での悲願の1勝へ向け、新生・日本代表は今月末に中国代表との初陣に臨む。
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