2022.01.22
トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
その合宿に参加中の古川孝敏(秋田ノーザンハピネッツ)が、11月22日にメディア対応を行った。
現在34歳の古川は、代表候補に選出されたことについて「チャンスをいただけたのはうれしいことです。若い頃から代表のトップで戦うということは一つの夢だったので、そこにまだまだ挑戦できるチャンスがあるということはありがたいです」と素直な心境を語った。
「自分の良さを最大限に出しながらアグレッシブにやっていきたい」という意気込みで合宿に参加している古川は、自身の役割については「直接(ホーバスHCから)シューターとおっしゃっていただいき、自分としては役割が明確なので、思い切ってシュートを打っていけます。シュートに対しては自信を持ってやれているので、チャンスがあればどんどん狙っていきたいです」と語った。
「正直僕はもう若くないので」と話す古川だが、若手選手が多く招集された今回の合宿にも、高い競争力を持って臨んでいる。
「年齢がどうこうの話ではないんですけど、エナジーレベルでは絶対に負けたくないという気持ちで、毎日取り組ませてもらっています。常に切磋琢磨しながら、みんなで競い合っています」
また、東京オリンピックへの出場が叶わなかった古川は「オリンピックのコートに立ちたかったという思いは間違いなくあります。もちろん、みんなの応援もしましたけど、やっぱり一緒にチームの一員として戦いたかったです」と当時の胸の内を明かした。
それでも「だからといって諦めたわけではなかった」と語る古川は、モチベーションを落とさずにバスケットに取り組んできた。そして、代表への強い気持ちを胸に、再び得たチャンスに挑んでいる。
「さらに向上心を持って、自分にできることを、まずはコートで最大限に発揮していこうと意識してやってきました。なので、また新しくチャンスがもらえたのはありがたいです。気持ちは切らさずに続けていたので、なんとかそれがきっかけになっているのかなと」
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