2023.02.17
トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
その合宿に参加中のシェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)が、11月22日にメディア対応を行った。
若手が多く名を連ねた今回の合宿について、現在23歳のシェーファーは「同世代の選手が増えてうれしい気持ちもあります。同時に僕はすでにワールドカップとオリンピックを経験させてもらっているので、自分の経験を還元できるように、チームで存在感を出していけるようにしたいです」と意気込んだ。
ホーバスHCのスタイルを「すごくおもしろいバスケ」と表現したシェーファーは、「この合宿では頭を鍛えてるなと感じています。トムさんのプレーはすごく多くて、かなり頭を使う練習が多いです。バスケットIQは磨いていかないといけないなと思っていたので、すごくタメになっています」とコメント。
さらに「みんな自分を証明しにきているので、ピリピリしていますし、練習もハードにやっています。ですが雰囲気はすごくいいと思います。トムさんのバスケも新しいですし、勉強することもすごくあるので楽しいです」と語り、緊張感を持ちつつも、新たなバスケットへの挑戦を楽しめているようだ。
シェーファー自身はホーバスHCと英語で会話をするというが、ホーバスHCの日本語での直接指導は、大きな意味を持つと語った。
「トムさんが直接日本語で選手と話せるのは正直かなり大きいです。通訳を介してだと、どうしても選手の受け取り方が違うので、トムさんだとミスコミュニケーションが少なくなりますし、共通理解ができるので、大きなポイントだと思います」
オリンピックを終えてから世代交代という言葉を耳にすることも多かったと話すシェーファーだが、「自分自身はまだ世代が変わったというような結果を出していない」と厳しい面持ちで語る。
中国戦へ臨む最終12名の代表メンバーに入るには、ホーバスHCの新たなスタイルへアジャストし、結果を出すしかない。若い世代の選手たちが、どれだけそこに食い込んでいくのか、今後も注目が集まる。
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