2022.06.15
トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
その合宿に参加中の竹内公輔(宇都宮ブレックス)が、11月22日にメディア対応に応じた。
現在36歳と最年長として合宿に参加している竹内は、まず最初に「東京オリンピック以降は代表をやらないつもりだったんで、最初は辞退しようと思っていました」と心境を語った。
「年齢的にも、そろそろ下の選手にお願いしてもいいんじゃないかなと…」と代表引退について考えていたことを明かした竹内だったが、北海道への遠征時に元日本代表である折茂武彦氏(レバンガ北海道球団社長)と佐古賢一氏(同HC)と言葉を交わし、今回の合宿へ参加することを決意したという。
「折茂さんも僕の今の年齢くらいのときに代表入りしていて、どういう気持ちだったのかなというのを聞けたのが大きかったです。一言、『必要とされているから行った』と言われ、自分も必要とされるなら力になりたいと思いました」
代表引退を視野に入れていた竹内だが、プレーヤーとしての向上心を失ったわけではない。「いろんなコーチからバスケットを教わることは自分にとってプラスになると思いました」と話しており、ホーバスHCから教わることも、モチベーションの一つになっているようだ。
また、最年長という立場に対しては「若手は僕に気を使うと思うので、自分からくだらないことでもしゃべりかけて、話しやすい環境を作るようにしています」と語り、チームの良い雰囲気作りを心がけている。
「今回、いろんな方からメッセージをいただいて、改めて自分は応援されているんだなと思い、合宿に参加して本当に良かったです。何よりファンやスポンサーの方々に少しでも恩返しができるように、中国戦へ向けて頑張りたいと思います」
若手が多く顔を揃えた今回の代表合宿において、国際試合の経験も豊富な竹内が参加を決意してくれたことは、大きな意味を持つだろう。
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