2022.02.27

後半に失速した日本、豪州に16点差で敗戦…アジア予選は1勝3敗に

5本の3ポイントを含む19得点を挙げた富樫 [写真]=伊藤 大允
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 2月27日に沖縄アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区1次予選」Window2が行われ、男子日本代表(FIBAランキング37位)がオーストラリア代表(同3位)と対戦した。

 2連敗で迎えた26日のチャイニーズ・タイペイ代表(同66位)戦で1次予選初白星を手にした日本は、富樫勇樹千葉ジェッツ)、西田優大シーホース三河)、佐藤卓磨(千葉)、谷口大智茨城ロボッツ)、エヴァンスルークファイティングイーグルス名古屋)の5人が先発出場。一方、若手や国内組が中心のオーストラリアは、ニック・ケイ島根スサノオマジック)やアンガス・ブラント(香川ファイブアローズ)などがスターティングファイブに名を連ねた。

 先制を許した日本はエヴァンスと富樫が連続得点をマークすると、佐藤の3ポイントで11-9とリードを奪った。それでも、ファウルがかさみ出すと、3ポイントシュートもなかなか決まらず、追いかける展開。終了間際に安藤誓哉(島根)のパスから今村佳太琉球ゴールデンキングス)が長距離砲を射抜き、14-22で最初の10分間を終えた。

 第2クォーターは序盤に西田がレイアップ、富樫が3ポイントを成功。代表デビュー戦の野本建吾群馬クレインサンダーズ)も積極的なアタックを見せ、獲得した2本のフリースローを沈めた。相手に食らいつくと、エヴァンス、富樫、谷口が立て続けに3ポイントを決め、残り4分37秒に34-33と一歩リード。互いに譲らない展開が続き、40-42で試合を折り返した。

 第3クォーターはリバウンド争いで後手を踏むと、0-9のランを許す立ち上がりとなり、開始約4分に富樫の3ポイントで初得点。しかし、3本の3ポイントを決めた富樫以外に得点が生まれず、49-64と点差を広げられた。

 0-9のランで始まった最終クォーターでも点差を縮めることができず、最終スコア64-80と16点差で敗戦。本戦は開催国枠としての出場が決まっているが、アジア地区1次予選は1勝3敗となった。

■試合結果
日本 64-80 オーストラリア
JPN|14|26|9|15|=64
AUS|22|20|22|16|=80

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