2022.08.14
7月15日、男子日本代表は「FIBAアジアカップ2022」のグループステージ第2戦でシリアと対戦し、117-56という大差で2連勝を収めた。
試合から一夜明けた16日、記者会見に応じた須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は「自分たちのやるべきことをしっかりやり切ろうと、目標設定をして臨んだ試合でした。いろんなディフェンスを仕掛けてきたり、あまりやったことのないタイプの相手だったのですが、40分間戦い抜けたという手応えのあった試合でした」と会心の勝利を収めた試合を振り返った。
須田は15分23秒の出場で、ゲームハイの33得点と大爆発。獲得したフリースローを6本すべて沈めると、3ポイントは放った12本のうち9本成功と、驚異的な成功率で得点を量産した。
「今までのキャリアを振り返っても、あそこまでシュートを打つことはなかったです。みんなが僕のことを探してくれて、いいパスを供給してくれたので、チームメートのおかげでもあります」
躍動した須田は、その要因について聞かれると「1つ変わったことがあるとすれば、合宿でトム(・ホーバスヘッドコーチ)さんに『須田の役割は3ポイントを打つことだよ』と明確にしてもらったことです。その役割に徹することができたのが一番大きかったです」と話し、指揮官の言葉のおかげで迷いなく自身のプレーを全うすることができたようだ。
「トムHCになってから僕のキャリアの中で代表活動が始まった」と語る須田は、日本代表としての自信をつかむ“きっかけ”がほしかったと心境を明かした。「そのきっかけがシリア戦になったと思うので、より自信を持ってこれからの試合に臨めると思います。変に気負うことなく、自分らしくチャンスがあったらシュートを打っていきたいです」。
シリア戦では須田だけでなく、チームとしてもステップアップし、日本は計27本の3ポイントを51.9パーセントの高確率で決めて見せた。須田は「このチームにはそれくらい決められる力があると思います。それをコンスタントに決め切れるかが、次のステップになってくるのかなと」と自信を覗かせつつ、「個人的には確率をあまり意識しすぎるのではなく、チャンスがあったらシュートを打ち切ることを大切にしています。その結果が成功率につながっていけばいいかなと」と落ち着いた様子で語った。
また、グループステージ最終戦となるイラン戦については、「FIBAランクも上の強豪チームなので、臆することなく積み重ねたものをしっかり発揮できれば自ずと結果もついてくると思います。いい準備をして出だしからやりたいバスケットができれば、40分間のどこかで抜け出せる展開になると思うので、自信を持ってチームとしてやっていきたいです」と意気込んだ。
日本とイランはともに2勝を収めているため、この試合で勝った方がグループ1位で決勝トーナメントに進出することができる。注目の1戦は、日本時間7月17日19時30分ティップオフ予定だ。
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