2022.08.10

3Pで指揮官のバスケを体現する須田侑太郎「いいシュートを打ち切ることにフォーカスする」

アジアカップのシリア戦では33得点を挙げた須田[提供]=日本バスケットボール協会
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 8月8日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選 Window4」の直前合宿に参加している男子日本代表須田侑太郎名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が記者会見に出席した。

 7月に行われた「アジアカップ2022」のグループステージ第2戦でシリア代表と対戦した日本は、須田が9本の3ポイントシュートを含むゲームハイの33得点を挙げ、117-56で快勝。当時を振り返り、トム・ホーバスヘッドコーチのスタイルが自分に合っていたと語った。

「3ポイントに関してはトムさんのバスケットっていうところで、役割が明確になっているのが僕はやりやすいと感じていて。シンプルなマインドで戦える迷いのなさが確率につながっていると思っています」

 アウトサイドシュートとペイントアタックのバランスについては迷いがあったようだが、「Window3の合宿時にトムさんが『須田は3ポイントが得意だし、スペシャルだと思う』と直接言ってくださって。そこから迷いもなくなって、アジアカップにつながった」と、自身の強みを発揮できているという。

 また、同じく合宿に参加している河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)については「シューターとしてやりやすくて、味方の位置を把握しているのを感じる」とコメント。「逆にいいパスがきすぎて緊張するぐらいな感覚なんですけど、そのぐらい視野が広くてパスの精度も高い」と笑みをこぼすなど、相性の良さを実感しているようだ。

 アジアカップ以降の心境については、「結果が出てうれしい気持ちもありましたが、言ったら過去のことなので」と冷静に分析。「特に気負いはなく、いいシュートを打ち切るということにフォーカスして、プレーしていきたいと思っています」と話し、自身の役割を遂行する姿勢を見せた。

 日本は13日、14日に「SoftBank カップ 2022」でイラン代表と対戦し、25日、30日のWindow4に臨む予定だ。

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