2023.06.13
2月20日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿に参加している吉井裕鷹(アルバルク東京)が、オンラインでインタビューに答えた。
まず、合宿とWindow6への意気込みを聞かれた吉井は「この合宿の目標は、新しく入ってきた人とコミュニケーションを取りながら、これまで以上のバスケットができるように日々の練習で心がけることです。そして、Window6でも勝ちをもぎ取れるように頑張っていきたいと思います」と話した。
今回の代表合宿では、育成強化選手の招集やディベロップメントキャンプ参加メンバーの“昇格”など、“新顔”が増えた。吉井と同ポジションの若手である金近廉(東海大学)にもスポットライトが当てられるなか、「あの身長から繰り出される素早い動きや柔らかいシュート、アジリティが本当にすごいと思いますし、先輩たちの中でも物怖じせず、練習からシュートやドライブを積極的に狙っていて、僕自身も負けていられないなと思います」と冷静に分析し、敬意を払いつつもモチベーションになっていることを話した。
その中で、Window3から代表に選ばれ続けている吉井は「気持ちは過去のウィンドウと変わらず、常にトム(ホーバス)さんが求めるバスケットを遂行しようと考えています」とコメント。
「とにかくボールをもらったらリングを見てシュートを狙う。打てなかったらドライブからキックアウトかレイアップ。ディフェンスではトムさんやコーチ陣が決めたことを意識しながらやっていくのは変わらないので、これまでとあまり変わらないです」と、周囲の変化に流されずにプレーを貫くことを断言した。
一方で、Bリーグと代表でのプレータイムに関する厳しい指摘も。代表歴は豊富ながらBリーグでのプレータイムが少ないことについては「試合に出られないというのは、間違いなくコーチが自分を使えないと思っているということ」と強調。
しかし、「かといって、自信をなくしても上がっていけないというのは間違いなくある」と話す吉井は、続けて「クラブで出られないことを後ろめたく感じず、今何ができるかということを表現し続けていくことで今の自分があると思っています」とコメント。
あくまで自身にベクトルを向け、成長を止めない吉井。今回の代表活動でどのような輝きを見せてくれるのかに注目したい。
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