2023.10.10
7月8日、「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 静岡大会」が浜松アリーナで開催され、男子日本代表(FIBAランキング36位)はチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)に92-56で勝利。試合後に西田優大がメディアの取材に応じた。
本来2番ポジションを主戦場とする西田は、今大会でポイントガードとして起用された。1番ポジションを担うのは大学1年次以来で、その当時もあまり良い印象ではなかったそう。昨日の第1戦でも「周りにシュートを打たせなきゃとか、いろいろなことを考えすぎてしまった」と語る通り、自身のスタッツは無得点。プレータイムも9分22秒に留まった。
それでも、第2戦では気持ちを切り替え第2クォーター残り7分40秒に登場。持ち味のドライブを活かし、15分15秒の出場で3ポイントシュート2本を含む10得点3リバウンドをマークした。今日の活躍については「ガードは0からのスタートなのでプラスとして捉えています」と振り返ったが、「まだまだこれじゃ代表に残れない」と自身を厳しく分析した。
日本代表で、特に大混戦となっているのがポイントガードの座を懸けたレース。猛者がひしめく争いに参戦することとなった西田だが「身長、ディフェンス、フィジカルでアドバンテージを出せる。アタックしてフェイダウェイだったり、フィニッシュまで行けるという強みも今日は出せた」と語り、残留争いでの勝機を見出している。また、さらなる自身の強みは「2番も3番もこなせるところ」だとし、残りの期間でオンリーワンの武器を最大限活かすことを誓った。
日本代表チームで最年少だった西田は、気がつけば中堅の位置に。勢いのある若手も続々と台頭してきたが、「ずっとメンバーに入らせてもらっていますし、本戦だけメンバー外れるっていうのはすごく悔しい。是が非でも、なんとしてもメンバーに残りたいと思います」と闘志を燃やした。8月の沖縄アリーナに西田の姿はあるのだろうか。残る7月末の韓国遠征、8月の強化試合5試合の粘りに期待したい。
なお、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は8月25日に開幕。男子日本代表は「パリ2024オリンピック」の出場権獲得を目指し、1次ラウンドでドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)、オーストラリア(同3位)と対戦する。
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