2023.08.29
8月25日、「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」が日本を含む3カ国で開幕し、日本代表(FIBAランキング36位)はドイツ代表(同11位)とのグループステージ初戦を戦った。
試合は、立ち上がりから日本の武器である3ポイントシュートがことごとくリングに嫌われ、得点が停滞。対するドイツは着々とスコアを重ね、前半で31-53と大きくリードされてしまうことに。後半は日本が盛り返し、後半だけを見れば32-28と互角ではあったが、前半のビハインドが痛く、63-81で初戦を落とした。
試合後には、ヘッドコーチを務めるトム・ホーバス氏がインタビューに応答。試合を通して3ポイントシュートが35本中6本と不振に終わったことを受け、「ちょっと少ないけど、トータルの試投数が35本で、悪くないです」とアテンプト数を評価した。
しかし、シュートが決まらなかったことについては「ドイツのディフェンスがすごかった」と手放しで称賛。それでも、「このディフェンス相手に自分のシュートチャンスを作れないのは大変ですが、僕は心配していないです」と、しっかりと準備してきたからこそどっしりと構えていた。
また、この試合では先日の「SoftBank Cup 2023 東京大会」などで先発に名を連ねた河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が世界の舞台を初体験。期待の新星について指揮官は「もっともっと彼はできるかなと思います」とコメントし、さらに「僕は彼に自信があります。この試合の経験は大きいと思います。3ポイントシュートも入ったし、ディフェンスも良かった。ターンオーバーは少しあったけど、これからだと思います」と期待を込めて話した。
また、試合前のロッカールームの様子について問われると、「このチームは、間違いなくエネルギー、パッション(情熱)が絶対にあります。そこは絶対に問題ないです。僕はいつも『信じて』と言いますが、そういう話が必要ないくらい、みんなは信じています」と、非常に良好な雰囲気であることを明かした。
「結構しつこく言っていますが、もうみんなは同じ目標に向かって、同じ船に乗って、同じ場所に向かっています。試合に入ったらみんな同じエネルギーでした」と指揮官が表現するように、チームが一体となっているようだ。
そんなホーバスジャパンは27日、ワールドカップ2戦目となるフィンランド代表(FIBAランキング24位)との一戦を迎える。「フィンランドに対してはディフェンスを変えます。フィンランドの中心選手、マルカネンは3番、4番の選手なので」と話すホーバスHCは、続けて「うちのバスケをやれれば(勝つ)自信があります」とコメント。勝利への自信をのぞかせた。
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