2023.09.23
8月27日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は大会3日目を迎え、計8試合が組まれている。そのうち、“死のグループ”と評されているグループEでは、事実上の頂上決戦が日本の沖縄アリーナで行われる。
25日の初戦でフィンランド代表を98-72で下したオーストラリア代表と、日本代表に81-63で勝利したドイツ代表による一戦だ。23日に『FIBA』へ公開されたワールドカップ出場国のパワーランキング第3弾で、オーストラリアが6位、ドイツが2位という高順位で、この試合を制したチームがグループフェーズのファーストラウンド突破に向けて大きく前進すると言っていい。
オーストラリアではパティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)がフィンランド戦で25得点8リバウンド4スティール、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)が14得点9リバウンド8アシスト、ジョー・イングルズ(オーランド・マジック)が13得点4リバウンドをマーク。
一方のドイツでは日本戦でモリッツ・ワグナー(マジック)が25得点9リバウンド、デニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)が14得点5リバウンド5アシスト2ブロック、ダニエル・タイス(インディアナ・ペイサーズ)が13得点6リバウンド3アシスト2スティールを残した。
だがこの大一番を前に、気がかりなのはフランツ・ワグナー(マジック)の状態だろう。208センチ100キロのサイズでオールラウンドな能力を誇る22歳のフォワードは、シュルーダーに次ぐドイツの得点源で、プレーメーキングもこなせる重要な選手。
日本戦でも10得点6リバウンド5アシストで勝利に貢献したのだが、第4クォーター中盤に左足首を捻ったことでコートへ戻らなかった。ドイツバスケットボール連盟はワグナーの状態を“day-to-day”(その日のコンディション次第)と発表している。
そのため、オーストラリア代表戦におけるワグナーのステータスはクエスチョナブル(Questionable=不確か)。深刻なケガではなく、翌朝の状態は前日よりも良かったとはいえ、この男がもしプレーできたとしても、長時間コートに立つことはなさそうだ。
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